Taro: お義父さん、私は貴方のお嬢さんと結婚するご許可を得たいと思います。
Misaki: それ、すごく堅苦しく聞こえるよ。
T: ほんとう、ミサキ?。交際相手のご両親にはこういう事を言うんじゃないの?。
M: 普通は、そうね。ただ、わたしの両親はね…個性的なのよ。
T: 君は僕を緊張させてるよね。僕は30分後には君のご両親に会うんだよ!。君は僕を安心させるべきだよ、怖がらせるんじゃなくって!。
M: はいはい、忘れて。彼らは普通だってことを想像しようよ。
T: ちがうちがう、ちがうんだよ。僕は知りたいんだよ。
M: そう、私の父親は本当に古めかしい人だよ。彼は多く話さないし、また、多く笑うこともしないよ。
T: う…。
M: 彼は彼が子供の頃から空手をやっていて、彼は達人だよ。彼は警察官として、悪人を捉えるために彼の空手の技能を用いていたのよ。
T: ちょっと待ってくれ。君のお義父さんは警官なのかい?。僕はそれを知らなかったな。
M: 私達はそんなに私の両親のことを話したことがなかったものね。
T: そのお義父さんが君を芸人になる事を許したとは、僕には信じることができないなあ。
M: 許してないよ。私、父さんに芸人に私なりたいって言ったの、そしたらそのとき父さんは言ったわ。「直ちに私の家から出て行け。」で、私はそうしたの。その日以来、わたしは家に帰ってないよ。
T: なにっ?。これはその時以来、君がお義父さんに会う初めての機会なのかい?。
M: そう。それは大体5年前だったかな。
T: ああ、だめだよ。僕には今日その場に行って、君と結婚したいとお義父さんに言うことなんてできないよ。
M: あなたはできるよ。
T: しかし、僕もまた芸人だ。しかも僕はまだ無名だよ。君のお義父さんは僕らが行く事を知っているん、だよね?。
M: そうおもうよ。私、母さんに言ったから。
T: それはいい。じゃあ、君のお義母さんは君の味方、なんだよね?。
M: うーん…どうだろう、わからないな。もし君がおかしな事言ったり、行動したりしたら、私の母さん、父さんより怒るんじゃないかな。
T: なに?なんで?。
M: 彼女は女子プロレスラーだったのよ。
T: わっ。
M: 君、ジャイアントブルドーザーマサコって聞いた事ある?。
T: もちろん!。彼女のことは誰もが知っているよ。彼女はいつでも怒り狂って…。ちょっとまって。彼女は、君のお義母さん?。
M: そうよ。
T: ミサキ!。君はこれを僕に話してなかったよ!。
M: 君、私に尋ねなかったから。
T: 僕はどうしたらいいんだろう?。君のご両親に挨拶に行くことがこんなにチャレンジングなことだとは考えなかったよ!。
M: 君、する必要はないのよ。わかるでしょう?。
T: 君は何の話をしているんだい?。
M: 君は私と結婚する必要はないのよ。
T: 僕は結婚する必要がある。僕は君を愛している!。僕はこれをやれる。僕はこれをやれるんだ!。
* * *
Misaki's Father: こんにちは、タロウくん!。ミサキから君の事はたくさん聞いているよ。君も芸人さん、なんだろう?。僕は君の面白トークを聞くのを待ちきれないんだよ。
Misaki's Mother: おとうさん、あなたまたいつもおしゃべりしすぎよ。タロウさん、さあ入って。
T: ミサキ…。君はお義父さんはあまり喋らない、そしてお義母さんはジャイアントブルドーザーマサコだったと言ったよね…。
M: 君がとても緊張していたから、それで私は冗談をいったのよ。恐怖を感じていたにもかかわらず、私の両親に会ってくれて、ありがとう!。私、君が私のこととても愛してくれているってこと、今はわかるよ。
T: ミサキ!。