Ben: わーカッコいい乗り物!ハンドルがものすごく大きい。乗り物と同じくらい大きい。アキト、こっちにおいでよ。
Akito: いや、いいよ。それは、ターレーって言うんだよ。昔見たことがある。
B: でも君はそれに乗ったことはないだろう?
A: うーん、ない。。
B: よしそれじゃあ、乗るぞ!。(通りすがりのひとに対して)すみませーん、私たちの写真をとっていただけませんか?
A: ベンっ!
Narration(Akito): 僕はアキト。ベンと僕はA&Bって言う二人組のストリートパフォーマー。今日はこの近くのショッピングセンターでパフォーマンスする予定。しかしベンは豊洲市場に行きたいのだと言う。たしかに面白いところだけれど。。。
B: アキト、みてよあのマグロ。でかい!カメラとって!
N(A): ベンはまるで観光客のように振舞っている。
B: オウ、魚の絵の描いてある掲示版がある。それぞれの魚を買うのに適した季節が書いてあるぞ。
A: いいね、それだけじゃ無い。それらをどう調理したらいいかも、書いてある。
B: ワオ!
A: ベン、そんなにたくさん写真撮るのをやめよう?
B: みろ、競りの会場がここからみえるぞ。
A: あー、そうだね!。知ってる?、ここで毎日1000トンの海産物が売買されているんだよ。
B: 多いな!。みろ、みんなが手を挙げてサインを出している。
A: ああうん、あれは「手やり」と呼ばれている。つまり取引に使うハンドサインだよ。
B: 「手やり」
A: あのサインは売り手に魚をいくらで買うかを示しているんだ。
B: まって、僕はあのサイン全く把握できないよ。
A: あのサインの情報が、この掲示板に書いてあるぞ。
B: いいぞ!しかもこれはイングリッシュだ。「1を示したい時は人差し指を挙げる。」「2を示したい時は中指を挙げる。」「全てのサインは片手で形づくることができる。」
A: ふむふむ。買い手と売り手はハンドサインで会話をしている。
B: でもとても早い。売り手はサインを理解させるために十分な間隔をとるべきなのでは?
A: 彼らは職人だ。だから彼らにはそれで十分なんだよ。
N(A): 次に、我々は青果市場の方に向かった。
B: 僕は海産物だけがこの市場で売られているのだとおもっていたよ。築地市場は魚で有名だった、そうだろ?
A: みんながそう思っている。でも、築地市場でも野菜や果物は売られていたんだよ。
B: 築地は「日本の台所」と呼ばれていた。だから豊洲は「日本のあたらしい台所」だ。(おなかの鳴る音)
A: ベン、お腹減った?まだ今は朝だよ。僕はさっき朝食を食べたばかりだよ。
B: うん、僕は今朝は朝ごはんをたべていなんだよ。
A: なんでまた?
B: だれが豊洲に満腹でくるの?。僕にとって、食べると言うことは一番の事柄だ。まず寿司を食べよう。つぎに天ぷら、そば、うなぎ。オウ、そしてとてもいい洋食屋さんが在るとも聞いたよ。
A: おいおい、食べ過ぎだよ。僕らはこれから午後にパフォーマンスをするんだよ。
B: うん、知ってる。だから急がないとならない。行くぞ!
A: おい、ベン、待ってよ!
N(A): その日、我々はパフォーマンスをする事ができなかった。なぜなら、ベンは食べ過ぎて眠くなってしまったから。ベンにとって食べることはパフォーマンスよりも重要なことのようだ。。。
|