エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

2019年04月04日、10月03日放送 「Blowfish Soup」

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Narration: ある日、権助という男が佐吉という年寄りの元を訪ねた。

Gonsuke: 佐吉さんこんにちは!調子はどう?。

Sakichi: ああ、権助。ぼちぼちさ。今日はとても寒いね、だから魚のスープを作っているよ。これは我々を暖かくしてくれるよ。

G: それはいいね!お腹が減っているんだ。なんの魚をつかっているんだい?。

S: ふ、、、フ、、、、

G: うん?!。

N: 佐吉はとある理由で魚の名前を言いたくなかった。権助は再び聞く。

G: 魚の名前をおしえておくれよ。

S: そ、、それは、、、河豚、だよ。

G: 河豚?、あー、うーん。。えーと、家に帰らなくっちゃ。

S: なんだい?!どうしてそんな突然に帰るんだよ?。

G: うーん。。そういえばあまりお腹が減っていないんだった。お昼にたくさん食べたから。

S: はーん!、河豚を食べることを怖がっているんだな。

G: ああうん、、そうだ。怖いよ。聞いたことがあるぞ、河豚を食べて死んだ人のことを。河豚には毒がある。

S: 心配するな。この河豚はちゃんとした店で買ってきたんだ。毒はすでに抜いてある。

G: ほんとう?。じゃあ、佐吉さん先に食べてみてよ。年長者だし。

S: うん、、、いや、、権助、先にたべなさい、あなたはお客だから。

N: 権助、佐吉、共に食べるのを恐れており、彼らはスープを見つめるのみだ。

S: そうだ!、だれか他にここに来るかもしれない。そいつに先に食べてもらおう。そいつの体が大丈夫なら、我々も食べよう。

G: それはいいな!。

N: 少しして、佐吉の近所に住む熊さんが訪れた。彼は古新聞を収集している。

Kumabei: 佐吉さん、こんにちは。古新聞はありますか?。

S: 今日は無いんだよ。ところで、ここに魚のスープがあるんだけど、ちょっと持っていかない?。

K: スープ?。

S: そうなんだよ。権助さんとわたしでそれを食べているんだ。でも、多すぎてさ。今日みたいな寒い日にはこれはちょうどいいよ!。

K: それはいいな!、ありがとう!。

N: こうして、熊さんはお椀一杯の河豚のスープを持って、帰った。暫くのち、権助と佐吉は熊さんの家に行き、窓越しに熊さんがそれを食べているのを眺めていた。彼の調子は良さそうに見える。

G: んー、熊さんは大丈夫そうだな。河豚の毒は抜けているようだね。

S: いいね!、よしじゃあ、食べよう。

N: 二人の男はすぐに佐吉の家に戻り、スープを食べた。

G: あー、これはうまい!。

S: うん、うまい。熊さんにスープを分けるんじゃなかったな。ははは。

G: 全部二人で食べるんだったね!。ははは。

N: 二人はスープを全部たいらげた。その時、熊さんが佐吉の家に来た。

K: こんにちは!。ご挨拶しに来たよ。

S: こんにちは。

K: うーん、佐吉さん。スープは食べたかい。

S: うん、権助さんと一緒に食べたよ。 

K: 体の調子はどうだい?。

S: もちろん、調子いいよ!

K: ふー!、それなら良かった!。それじゃあわたしも、家に帰って河豚を楽しもう!

G: あれ?さっき、河豚食べてたんじゃなかったの?

K: ううん。あれは味噌汁だよ。


 

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