エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Trinidad and Tobago」(2020年04月23日、04月30日放送分)

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Trinidad: はい、みなさん!。わたしはトリニダードです。

Tobago: そして、わたしはトバゴです。わたしたちは、トリニダード・トバゴ共和国と呼ばれる一つの国を構成する二つの島です。

Tr: みなさんはわたしたちを、カリブ海の南部、ベネズエラの近くに見つけることが出来ます。わたしたちは千葉県よりほんの少しだけ広いです。わたしたちの公用語は英語です。そして、人口は約、130 万人です。ああ、わたしたちの首都、ポートオブスペインで毎年開催される、とても盛大なお祭りのことをみなさんは聞いたことはありますか?。

To: それは、わたしたちの有名な楽器、スティールパンのためのお祭りなのです!。スティールパンは大きな鉄の缶から作られています。一般的に、ドラムのてっぺんは平たい、ですよね?。しかし、スティールパンは平らなてっぺんを持ちません。それはまるですり鉢のようです。すり鉢の異なる場所を叩くと、それは異なった音を発します!。それってかっこ良く無いですか?。よく、人々はわたしたちに、スティールパンはとても甘く美しい音色を持っている、と言ってくれます。

Tr: スティールパンはまた、興味深い歴史を持っています。15世紀にクリストファー・コロンブストリニダードへ到達し、また、スペインが約300年間この島を支配しました。そののち、たくさんの国がこの地域を統治しました。18世紀、宗主国はアフリカの人民を奴隷としてこの島に運びました。奴隷たちはかれらの労苦や悲しみを拭うために、かれらのアフリカのドラムをよく演奏していました。かれらはついに、1834年、自由の身に成りました。かれらはかれらのドラムを演奏することを続けていました。しかし、かれらをとてもうるさいと思う人もいました。そしてある日、ドラムを一切演奏しないようかれらは命ぜられました。

To: しかし、かれらはかれらの文化を表現するために、音楽とリズムを用いていました。かれらは楽器を必要としていたのです。そうして、かれらはこの島に生育する竹から、新しい楽器を創りました。かれらはそれをタンブー・バンブーと呼びました。竹は、異なる音を発音させるために、異なる長さに切断されました。しかし、それもまた、法に反することに成りました。

Tr: みなさんは「音楽が無ければ生きることは出来ない」という言葉を知っています、よね?。音楽はわたしたちの後ろ向きな気持ちを洗い流し、わたしちの前向きな感情を明るく輝かせます。音楽はわれわれの魂のための食物、みたいなものです。

To: 人々は彼らのドラムや新しい楽器を演奏することができませんでした。それで彼らはビスケットの缶のようなものを音楽を形作るために叩き始めました。そうして1939年、ウインストン・サイモンという少年が大発見をしました!。彼は古いドラム缶を修理していました。そして彼は、異なる壊れた箇所を叩くと、異なった音が出ることを見つけました。最初のスティールパンは幸運を経て誕生したのです。のちに、たくさんの人々が改良してスティールパンはさらにさらに良いものに成りました!。

Tr: みなさんが100以上のスティールパンが同時に演奏されるのを聴いた時、みなさんは音の波を聴くでしょう。それはまるで、大きく、大きくなる天国のように聴こえるかもしれません。スティールパンは、トリニダード・トバゴの人々が彼ら自身を表現する必要のために創り出されました。わたしたちの国民の魂から来たものなのです。

To: ノーミュージックノーライフ!。今日、ここに住む人々はスティールパンを演奏することを楽しんでいます!。いつか、われわれの演奏を聴きに来てくださいね!。

 

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