Akito: ねぶたの山車?。
Ben: そうそう。ぼくはそれが見たいんだよ!。
A: それが理由で僕らははるばる青森まで来たの?。
B: ぼくはそれ、いい理由だよと思うよ!。
A: 信じられない。あーあ。
Narration(Ben): アキトはすぐに怒る。ところで、ぼくはベン。ぼくらは青森市にいる。ぼくはねぶたの山車をテレビで見たことがある。でもほんもののそれは見たことがない。そういうわけで、ここに来たかったんだ。
A: ベン、ねぶた祭りは8月だよ。それまでには時間がたくさんあるよ…。
B: 待っているあいだに、ねぶた祭りについて僕らは調べることができるよ。
A: 8月までここに僕らは留まるつもり?。それは長すぎやしないかい?。僕らは新幹線で北海道まで行って、そこでパフォーマンスを幾らかするべきだよ。
N(B): アキトとぼくはストリートパフォーマーだ。アキトはいつでも大きな都市へパフォーマンスしに行きたがる。でもぼくにとっては、街の大きさは大切なことじゃない。
A: ベン?。君は僕の言っていること聞いているの?。
B: おい、あそこにいくつか大きなテントがあるよ。あれはサーカスかな?。
A: そのようには見えないな。
B: みにいこうよ!。
N(B): ぼくらはテントの中に入る。ぼくはびっくりする!。
A: ワオ!。
B: これらはねぶたの未完成の山車だね。とても大きい!。ぼくがとても小さく感じる。
A: ベン、他のテントにもっと山車があるよ。
Man: おいっ!。君たち何をしている?。このテントの中に来ちゃだめだ。
N(B): ぼくはあたりを見まわし、男の人をみつけた。かれはぼくらと同じくらいの年代にみえる。
A: ごめんなさい。僕らはねぶたの山車を見たかっただけです。
M: そうかい、もし君らがそれを観たいのだったら、ねぶた祭りに来る必要があるね。
B: それで、あなたはねぶた師ですか?。
M: そうなんだ。でも僕は修行中でね。プロの職人に成るためには、訓練に多くの年月必要だ。それにプロに成っても、生活に充分なお金を稼ぐまでには時間がかかる。
A: そうなんですね。それで、ここにはねぶた師は何名いらっしゃるんですか?。
M: 大体15人くらいだね。お祭りに参加する企業や団体が僕らに山車の発注をする。そして、僕らはそれを製作する。
B: ねぶたの山車は何から出来ているんですか?。
M: ああ、骨組みは木や針金、糸で出来ている。骨組みが終わったら和紙を貼り、特製の染料で彩色する。
B: それでおしまい?。
M: 基本的には、そうだよ。
A: ねぶたの山車はとても色彩豊かですね!。僕はそれは本当にすごいものだと思います。
M: 見るなって!。このテントは立ち入り禁止なんだよ!。
B: ごめんね…。まあともかく、ねぶた、ってどうして呼ばれているの?。
M: うん、昔にここ、青森では提灯のことをねぶたと呼んだんだ。
A: ああ、そういうわけなら意味がわかります。提灯のようにねぶたの山車に灯りをともしますもんね。
B: それはうつくしいにちがいない。
M: 君たちまた8月に戻って来たら?。お祭りに参加できるよ。
A: 観光客でも出来ますか?。
M: うん。ハネトの衣装を着ていれば、お祭りの中で歌と踊りに参加出来るんだよ。
B: アキト、聞いたか?。ぼくらに完全にぴったりじゃないか!。さて、ねぶた祭りまでここにぼくらは滞在しないとならないな!。