むかしむかし、可愛らしい少女が暮らして居ました。ある日彼女の母親が病気になり、亡くなりました。少女の父親は新しい妻をすぐに見つけました。新しい妻はその、若くて可愛らしい少女が好きではありませんでした。新しい妻は少女を家から追い出しました。
「帰ってくるなっ!。」
少女はどうしたら良いかわかりませんでした。そうして、彼女は歩き出すのでした。しばらくして、あたりは暗くなりました。少女は山にあかりが点っているのを見つけ、そこに向かって歩きました。それは老女が中に暮らす、小さな家でした。少女は言いました。
「ここに今晩、泊めていただくことは出来ませんでしょうか。」
老女は応じ、彼女に良い食事をもてなしました。
次の日の朝、老女は言いました。
「この山には危険な男たちがいるんだよ。だから、この ”姥っ皮” を身に着けなさい。もしこれを身に着ければ、あなたは老女のように見えるだろう。そうしたら、男たちはあなたを襲うことはない。山を降りなさい。それで、お金持ちのお家があるから、そこの誰かに仕事を与えてくれるように頼みなさい。」
少女は姥っ皮を身に着けた。そうして突然、彼女は老女のような外見になりました!。
少女は山を降りました。危険な男たちは彼女のことを見て、彼らのうちの一人が言いました。
「あいつは老いているし貧乏に見える。我々が奪う事の出来るものは、あいつは何も持ってい無いと俺は思う。」
その少女は安全にお金持ちの家にたどり着きました。そこで、少女は言いました。
「わたしはなんでもします。私に仕事をください。」
使用人は言いました。
「よし、老女よ、おまえには台所の面倒を見てもらう事ができるよ。」
ある日、お金持ちの息子が夜遅くに帰りました。彼は老女の部屋に灯りを見ました。彼は不思議に思いました。
「どうして、彼女は起きているんだろう?。」
彼は扉にある穴を覗きました。彼の驚いたことに、可愛らしい少女が本を読んでいるところを彼は、見ました。彼はひと目で彼女への恋に落ちました。
そののち、お金持ちの息子は彼女のことをいつもいつも考えるようになりました。彼は、食べることも飲むことも、睡眠もしませんでした。彼は深刻な病になってしまいました。医者は彼に薬を与えましたが、それらのどれにも効き目はありませんでした。とうとう、家族は占い師に助けを求めることを決めました。占い師は言いました。
「ああ、その若い男は、この家で働く女性の一人に恋をして居ます。」
お金持ちは全ての女性に、彼の息子へお茶を持って行かせました。もし息子がその茶碗のうち一つを飲めば、お茶を持っていった者はその息子の妻となるでしょう。
それぞれの女性は彼女の一番の衣服を身に着け、息子にお茶を運びました。しかし、彼は誰からの茶碗も飲もうとはしませんでした。残る女性は、台所で仕事をする老女だけでした。
「お前の番だ。」
老女は言いました。
「おまちください。」
そのとき、彼女は彼女の部屋に行き、姥っ皮を脱ぎ去り、再び、可愛らしい若々しい少女になりました。彼女はお金持ちの息子へ幾らかのお茶を持っていきました。彼は彼女を見て、微笑みながら言いました。
「ありがとう、お茶をいくらか飲みたいなと、私は思うよ!。」
少女はその若い男と結婚し、それからずっと幸せに暮らしました。