ハロ！ ボンジュール！ グーテン・ターク！。わたしは三つの公用語、オランダ語、フランス語そしてドイツ語、それらを持つ国です！。こんにちは、わたしはベルギー王国です。わたしは西ヨーロッパに在り、九州よりも少し小さいです。わたしのお隣はフランス、オランダ、ドイツ、そしてルクセンブルクです。北海はわたしの西にあります。私の人口は約 1,100 万人であり、首都はブリュッセルです。皆さんはブリュッセルはEUの首都だと知っていましたか？。欧州連合理事会も、そこに在ります。他の組織、例えばNATOもブリュッセルにあることも、皆さんは知るでしょう。
皆さんが私のことを思う時、チョコレートやワッフル、そしてビールを思いうかべる方もいらっしゃるかもしれません。それは正しいです。皆さんは私のスイーツと、たくさんの種類のあるビールを試さないとなりませんよ！。でも皆さん知ってましたか？。わたしはダイアモンドでも有名なんです。
皆さんがブリュッセルより北に約 45 Km 行ったなら、そこにはアントワープと呼ばれる港町があります。世界のダイアモンドの約 80 % がこの街を通過するんですよ！。皆さん知っていますか、ダイアモンドの原石は、南アフリカやロシアのような地域から採掘されます。そうしてそれらの原石の８割が、アントワープに送られます。ダイアモンドの商人は取引所でこれらのダイアモンドの売買をします。そうして、ダイアモンドの原石はインドや中国のような所へ、カッティング及び研磨するために送られていきます。それは長い工程なんです、そうでしょう？。しかし、それで終わりではありません。これらのカットされたダイアモンドはアントワープに送り返されます。そののち、価格が付けられます。そうしてから、最終的に売られるのです。
アントワープはダイアモンドの街として、長い歴史を持ちます。１６世紀、多くの宝石商がダイアモンドの取引で働いていました。そしてそれらの商人はダイアモンドの売買を終了した際には先ず握手をし、"マツァール ブラハ"と挨拶をします。これは宝石商の、”神は我々に幸運を与えるだろう”という意味をもつ慣用句です。
カットと研磨を施されたダイアモンドは原石の２倍の価値があります。ただしこれだけの価値を持つためには、熟練した職人が必要になります。
ラウンドブリリアントカットと呼ばれるカッティングの技法を皆さんは聞いたことがありますか？。それはマルセル・トルコフスキーという男性によって考案されました。彼はダイアモンド加工業の名門に生まれました。彼は、光がダイアモンドを一番輝かせるためにカットする、一番良い方法を研究していました。彼の兄弟の孫、ガビもまたダイアモンド加工職人です。彼は言います。
「私がカットした時、ダイアモンドが喜びと共に歌うのを私は聴く。」
彼の家族は６代に渡りダイアモンド加工職人を続けており、彼はダイアモンドを２４７面体にカットします！。なんという家族でしょうか！。
わたしは皆さんがわたしの国へ興味を持たれることを望みます！。皆さんはブリュッセルの最古の、そして最も有名な小便小僧や、フランダースの美しい野原を観光しないとなりませんよ、そうして…ああ、ここにはとっても多くのあなたが観るべきものがあります！。わたしはあなたに会うのが待ちきれません！。
