むかしむかし小さな村にて、患者を診た後の医者が家に帰っていました。彼は彼の馬に乗り、橋を渡っていた時に彼の馬が突然に止まりました。医者は辺りを見回したのですが、まだ早朝であり、暗かったのでした。彼はあまり辺りをよく見る事ができませんでした。その時、馬は後ろに歩き始めたのです!。馬は引っ張られているかのようでした。
医者は彼の背後を注意深く見ると、橋の下から出ている手を見つけました。それは馬の尻尾を引っ張っていました。
「河童に違いない!。」
医者は彼の刀を抜き、彼の馬の尾を引く腕を切り落としました。
「あーっっ!」
叫び声が上がり、水の中から何かが飛び出てくる音がしました。
医者は彼の馬から飛び降りて、見回しました。彼は緑色の腕が地面に横たわっているのを見つけました。手には水かきのある指がついていました。医者は腕を拾い上げ、家まで持って帰りました。
その夜、医者が寝床についていた時に、医者は誰かが戸をたたく音を聞きました。
「ああ、誰か急病人に違いないな。」
医者は思いました。
彼は戸を開き、大変に驚きました。それは悲しそうな河童でした。河童は片腕で、そこに立っていました。
医者は河童に向けて叫びました。
「おまえはこの夜に、私の馬の尾を引っ張ったろう!。ここで何している?。」
河童は言いました。
「そうなんです、旦那様。ごめんなさい。旦那様の馬を河に引き込もうとした時に、旦那様は私の腕を切り落としました。それは単なる悪戯だったのですが、今や私は片腕しか持たず、泳ぐ事ができません。泳ぐ事ができないと、私は食べ物を獲ることができません。私は死んでしまいます!。どうか私に腕を返してはいただけませんでしょうか、お願いできませんか?。」
河童は何度も何度もお辞儀をしました。
医者は憐れな河童をかわいそうに思いました。
「もしお前が人々に二度と悪さをしないと誓うのなら、私はお前の腕を返してやろう。だが、どうしてその腕を返して欲しいのだ?。腕を元どおりには戻す事ができないだろう!。」
医者は言いました。
「私は特別な薬を持っているのです。私の腕を元どおりにするのにそれを使うつもりです。腕は良くなるでしょう。もし旦那様が私の腕を返してくれたなら、その薬の作り方をお教えします。」
医者はその特別な薬に興味を持ちました。彼は河童に腕を返しました。河童は医者に、どの植物を使うのかと言う事と、それらをどのように薬にするかの方法と、を教えました。そうして、河童は腕と共に帰って行きました。
次の朝、腕を怪我した農夫が医者を訪ねました。医者は河童の薬を作り、農夫の腕にそれを使いました。ただちに、農夫の腕はよくなりました!。
それ以来医者は、河童の奇跡の薬を多くの人々を救うことに使いました。