エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Arita Pottery」(2020 年 9 月 放送分)

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Ben: きみはいいしごとするな、アキト!。

Akito: 僕に話しかけないでくれ、ベン。僕は集中しようとしているんだ。他のことは何も考えられない。

B: ぼくはきみに特別なおてつだいをしてあげたいだけだよ。

A: 君は話しかけないという事で、僕に手助けをする事が出来るんだよ。ああ、だめだっ!。

B: またかい?。きみはそれほどこれが上手じゃないな。

A: 君が僕に話し続けるから、ちゃんと出来ないんじゃないか!。

Narration(Ben): ぼくはベン。きょうは、ぼくらは佐賀県にある有田のまちにいる。アキトはぼくに、このまちは焼物で有名だと話してくれた。そういうわけで、ぼくらは焼物の授業を受けている。

A: ああっ!。僕はもう一回やってみるよ。

Narration(Ben): カップをろくろで作るのは、とてもむつかしそうに見える。

Instructor: アキトさん、リラックスが必要です。深呼吸してみてください。そんなに難しく考えない。あなたの指先に集中して、粘土を感じましょう。

B: 大自然と対話するようにね。

A: ベンっ!。僕に話しかけるなといっただろう。

I: わたしは、あなたは根を詰め過ぎだとおもいますよ。

A: そうですか?。

I: わたしたち、リラックスするため休憩をとって、おしゃべりしませんか?。

B: それはいいですね!。

I: 焼物には二つの種類があるって、お二人はご存知でしたか?。

A: 僕はそれは知りませんでした。その二つの違いは何でしょうか?。

I: はい、一つには 1,000 から 1,300 ℃の温度の窯で焼かれる物。もう一方のものは 1,300 ℃以上の温度で焼かれるもの、です。

B: 温度はどのような違いをそれらにもたらすのでしょうか?。

I: それらは見た目が違います。それに、それらを叩いた際にそれらは違った音で鳴りますよ。

A: 音?。

I: 初めの方は、こんな音です。

B: 低い音だ。

I: そうです。では、もう一つの方も聴いてください。

A: あー、高い音がする!。金属製のカップを叩いたみたいな音だ。

I: 有田では、二番目のタイプの焼物を作っていますよ。

B: ねんどから作られたとはわかるけれど、ガラスのように輝くね。

I: 私たちが用いる粘土は、ガラスを造るのに使う原料に似ているんですよ。約 400 年前に、それは有田で見つかったものです。

A: この粘土が取れるのは、有田が唯一の場所なんですか?。

I: 他の土地でも見つけられますよ。でも、ここで見つかる粘土の質は、このタイプの焼物を作るのにはとてもよいのです。

A: ああ、なるほど。窯で焼いた後に絵付けをするんですか?。

I: 正確にはそうではありません。まず初めに、私たちは粘土を形作り、約 900 ℃の窯の中で焼きます。そうしたら、私たちはそれに、簡単に絵を描きます。そののち、私たちは特殊な釉薬を塗ります。その釉薬を焼くと、それはガラスのように輝きます。次に、それを再び 1,300 ℃で焼きます。最後に、色を加えもう一度、約 800 ℃で焼くのです。

B: わあ。たくさんの作業だなあ。

I: 多くの工程がありますがでも、そう言うわけですから製品は、大変美しく仕上がります。

A: そうですね。これらのお皿やお碗は、驚くほどです!。

I: それでアキトさん。もういちど挑戦してみる準備は整いましたか?。

A: はい!。(粘土をこねる)やった!。

B: ワオ、アキト!。今回はばらばらに成ら無かったな!。すごくいいよ!。

 

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