エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Okinawa」(2020 年 9 月 放送分)

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Ben: あのおうちの屋根の上にある犬はなんだい?。

Akito: あれらは犬じゃないんだ。あれらはシーサーというものだよ。

B: シーサー?。

A: 彼らは悪霊を家の外に保つ、守り神なんだよ。

Narration(Ben): ぼくはベン。きょうは、アキトとぼくは日本の南の、沖縄県にいる。沖縄は熱帯の島々のあつまりだ。そしてそれは、日本のほかのばしょとは違う文化をもっている。

A: ずっと昔、沖縄は日本の一部では無かったんだよ。そこは、琉球王国だったんだ。シーサーを家に置く習慣はその時代からのものだよ。

Server: はいどうぞ。沖縄そばふたつ。

A: これはすごい!。いただきまーす!。

B: ねえ、ちょっとまって。これはおそば?。そばの麺てもっと黒いものじゃなかった?。これはラーメンみたいだよ。

S: このお蕎麦は小麦粉から作られているんですよ。だから、見た目は蕎麦とは違いますね。でも、美味しいですよ。

A: むむむ!。おいしい。スープはドライド・ボニート、つまり鰹節から作られてますね?。

S: そうなんです。沖縄人は日本で一番鰹節を消費するんですよ。

A: そうなんですか?。それは知らなかった!。

S: 沖縄では、人々は鰹を何百年もの間、漁しています。私たちは鰹出汁を我々のたくさんの種類の料理に使います。かちゅー湯とよばれる鰹出汁のスープもあるんですよ。

A: 沖縄にいる間にそれを試してみたいな。

B: あー、沖縄そば、とってもおいしかったよ!。

A: それで、次に何をしようか。

B: ぼくは泡盛を夜にためしてみたい。

A: 君はもう晩ご飯のことを考えているのかい?。僕らは今お昼を食べたところだよ!。

B: ぼくは先の計画をたてることがすきなんだよ。でも、夕食の前におなかをへらす必要があるな。だから、ぼくはカラテの授業をうけるつもり。

A: 空手?。

B: うん。カラテは沖縄発祥だよ。

A: そうだったんだ?。

B: カラテは中国のカンフーと琉球の武芸を合わせたものなんだよ。

S: ああ、そうなんです。多くの人がそう言います。そしてまた、こうも言われています。薩摩藩のお侍が 1609 年にここへ来たときに、この地の人々の武器の所持を禁止したんです。それで人々は自分たちを守るために、空手の技術を一所懸命に磨いたんです。

A: あー、ベン。君は誰かとすぐに闘う予定があるの?。

B: ああ、アキト。きみはわかっていないなあ。カラテのムーヴは自分自身を守るために使うんだよ。誰かを攻撃するためではなくてね。

A: どう言う意味だい?。

B: それはすべてが防御に関するものなんだ。沖縄カラテにおいては、攻撃者を避けるものなんだ。もし本当にそうしないとならない時だけ、攻撃をする。

S: そうです。攻撃しないということは、空手にとって一番大切なことです。

B: それぞれの型、つまりムーヴメントが完璧に成るまでは、練習あるのみだ。それは、ストリートパフォーミングにも似ているよ。

A: あー、そうかもしれない。

B: ぼくと一緒にいこうよ、アキト。

A: 実は僕は琉球舞踊の舞台を観たいんだよ。そこから僕は何かを得られると思うんだ。

B: ああ、そうなんだね。それじゃあ、夜にまたあおうか?。

A: そうしよう。

B: ねえ、アキト。

A: なんだい?。

B: きみは大都市に向い、そこでパフォーマンスしたい、って言うのをやめたねえ。

A: えっ?。ああ、君はとにかく僕の言うことを聞かないからね。今は僕は、新しい場所を訪れることを楽しんでいるよ。そこにいる人々は素晴らしいし、たくさんの観るべきものがある。

B: アキト、ぼくはそれが聞けてほんとうにうれしいよ!。

 

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