むかしむかし、老人と彼の妻が暮らしていました。彼らは子を持ちませんでした。老夫は毎日森へ行きました。籠を作るため、竹を切り倒していました。
ある日、彼は不思議な竹を見つけました。そこから明るい光が溢れていました。老夫は思いました。
「この光はなんだろう?。」
彼は竹を切り倒し、その中に可愛らしい小さな女の子を見つけました。
「泣かない泣かない、ちいさな赤ん坊や。おまえは神様からの授かりものに違いない。」
老夫は幸せと一緒に赤ん坊を家へ持ち帰りました。老夫婦は彼女をかぐや姫と名付けました。それは、”光のお姫様” を意味します。彼らは彼女を大事に愛情と共に育てました。
赤ん坊の女の子はたいへん美しい女性に成長しました。 かぐや姫の美貌は有名になり、五人の若者が結婚を申し出に現れました。かぐや姫は言いました。
「私は私の望むものを私にもたらした方と結婚をします。」
彼女はそれぞれの若者に見つけるのが難しい物品を頼みました。しかしそれを出来たものは彼らの中に誰もおりませんでした。
そして、天皇がこの美しい女性のことを聞き、彼女に会いたいと思いました。そのため、天皇は使者を彼女の家に何度も何度も送りました。しかしかぐや姫はいつも答えなしに彼らを帰すのでした。
天皇はあきらめませんでした。
「私は彼女に会わないとならない、たとえ一瞬でも。」
ある日、彼は彼女の家の近くで狩をしていました。帰り道、彼はかぐや姫の家を訪問することを決めました。天皇は家の塀の裏に立っていました。彼は彼女を見ました!。
「彼女は私が思っていたよりも美しい。彼女と知り合いになりたい。」
天皇はかぐや姫に手紙を送り始めました。そうして、とうとう彼女は返事を返しました。
しばらくのち、かぐや姫は毎夜月を見始めました。九月が来て彼女は毎日、泣き始めました。老人と彼の妻はどうしてそんなに悲しいのかを、彼女に尋ねました。
かぐや姫は言いました。
「ごめんなさい。私はこの世界の住人ではありません。私は月の住人です。次の満月の夜、私のために月から来る者があります。そして私は帰らないとなりません。私には選択の余地はありません。」
老人と彼の妻は驚きました。彼らは天皇のところへ頼みに行きました。
「私どものもとに、かぐや姫をつれて帰る何者かを止めるため、軍隊を送ってください。」
天皇は同意しました。
満月の夜が来ました。老夫はかぐや姫を彼の家の後ろ側の部屋に入れ、戸には鍵をしめました。屋根と壁には 2,000 人の兵士がおりました。
真夜中、その家は明るく照らされていました。月からの兵士が夜の空に現れて、空を飛ぶ美しい馬車と共に地上に降りてきました。天皇の兵士たちは戦闘しようとしましたが、彼らの腕や足は動きませんでした。突然、家の中の戸が開きました。
老夫婦は何もすることが出来ませんでした。そのとき、かぐや姫は部屋から出てきて言いました。
「私を育ててくれて、ありがとうございます。しかし、もう行かなくてはなりません。」
彼女は空を飛ぶ馬車に乗り、静かに空に舞い上がりました。