エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Tanegashima Island」(2020 年 11 月 放送)

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Akito: おい、ベン!、起きて!。

Ben: うーん…ごめん、僕はこれ以上お酒のめない。

A: ベン!。

B: はっ、アキト?。ここはどこだ?。

A: 種子島に上陸したんだよ。昨夜フェリーに乗ったことを覚えていない?。

B: フェリー?。

Narration(Akito): 僕はアキト。ベンと僕はストリートパフォーマンスデュオだ。ベンは昨晩、楽しみすぎたみたいだな。

B: 本当にフェリーにのった?。

A: そうだよ、乗った。君は他の乗客と仲良くなって、焼酎を一緒に3、4時間飲んで居たよ。そう言うわけで、君は調子が悪いんだろうね。

B: わかった、わかった。そんなにおこるなよ…。どうしてわれわれは種子島にいるの?。

A: 忘れたのかい?!。君は、”ロケットの島”に行きたい、と言っていたじゃ無いか。

B: あー、そうだった。ロケットを見にいこうよ!。

N(A): ベンはいつもこんな感じだ。彼は何か自分で言ったことを忘れてしまう。

B: 宇宙センターはおもっていたより近いな。

A: あれは宇宙センターじゃないんだよ、銃博物館なんだ。ポルトガル人が種子島に銃を持ち込んだと言われている。それが、日本で一番最初の銃だよ。

B: 銃?、よしいこう!。

A: 見てよこの古風な銃たちを。おー、種子島の歴史と自然環境についても学べるみたいだぞ。

B: いいね、でも僕はもうすこし銃についてしりたい!。

A: うん、ポルトガル人が来た後、島の長である種子島時尭は民に日本製の銃を作ることを命じた。銃はすぐに広まった。沢山の侍がそれを使ったために、戦国時代の終焉に貢献した、というように言う人も居る。

B: あー、なるほど。20世紀になり、ロケットがおなじ場所からうちあげられた。それはほんとうにきょうみぶかいことだ!。

N(A): 博物館を後にして、僕らは種子島宇宙センターに向かう。

B: うわあ!。いままで森のなかにいたのに、急に未来都市のなかになった!。

A: そうだね。この宇宙センターは森と海に囲まれているので、世界一美しいロケット打ち上げセンターだと言われている。

B: クール!。どういうわけで宇宙センターは種子島にたてられたの?。

A: うん、種子島宇宙センターの建築計画は1960年代に初めて俎上に上がった。赤道に近い場所が必要だったので国は種子島を選んだ。赤道では自転の速度が一番速いから、ロケットを打ち上げるにはその近くがより好ましい。

B: おもしろいなあ。

A: また発射場の近くには多くの空き地が必要で、種子島は島だから一番いい場所だった。それに、ロケットを海の上に飛ばすことができるし。

B: なるほど。それで、さいしょのロケットはいつ打ち上げられたの?。

A: 1968年だよ。小規模な気象観測ロケットが打ち上げられた。それ以来、約180機のロケットがここから打ち上げられた。

B: それはおおいな!。よし、つぎは僕たちのばんだよ。

A: どう言う意味だい?。

B: おおきな成功をつかむためには星にとどく必要がある、ちょうどロケットのように!。

A: わあ。ベン!、今晩はお酒は飲まないでね。明日までその決意を忘れないで居てほしい!。

 

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