エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Icarus」(2021 年 1 月 放送)

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 あなたはイーカロスを知って居ますか?。これは、イーカロスとその父親の物語です。

 イーカロスの父親は新しい物を創り出すことが非常に得意でした。彼は王のために働いて居ましたが、しかしある日、王は突然に彼らを幽閉することを決定しました。

 

「私はおまえとおまえの息子、イーカロス、を塔に幽閉する!。」

 

 そうして、父親とイーカロスは高い塔に幽閉されました。

 父親は逃げる方法を考えました。

 

「我々はここを抜け出して、他の国に行かないとならない。しかし王の息のかかった者たちは地上、海上、何処にでも居る。」

 

 そのとき、彼は空を見上げ或る考えを得ました。

 

「海を利用しては逃げることはできないがしかし、空を使えばいいのだ!。」

 

 父親とイーカロスは翼を創ることを始めました。まず、彼らは小さな羽を纏めることをしました。次に彼らは、大きな羽で鳥の翼のような曲線を創り出しました。彼らは小さな羽を纏めるのと、大きな羽の為の糸に対して油脂を用いました。果たして最後には、ふたり分の翼を創りました。

 彼らが飛ぶ準備を整えた時、父親はイーカロスに言いました。

 

「お前は空の中を飛ばなければならない、低すぎても高すぎてもだめだ。低すぎれば、海風が翼を濡らすだろう。高ければ、太陽が油脂を溶かすだろう。私のそばに居れば、安全だ。」

 

「はい、お父さん。」イーカロスは言いました。

 

 父親と息子は翼を装着し、塔を飛び出しました。彼らは脱出したのです!。地上の人々は二人を空中に見て、思いました。

 

「飛んでる!彼らは神みたいだ!。」

 

 二人は飛び去り、その時、イーカロスは思いました。

 

「これは、面白いな。もっと高く飛びたい!。」

 

 イーカロスは父親の言葉を忘れて居ました。彼は高く高く太陽に向かい昇り始めました。そうして、太陽は油脂を溶かし始めました。イーカロスは言いました。

 

「ああ、これはだめだ!。羽が翼から落ちていく!。」

 

 イーカロスは父親に呼び叫びましたが、海に落ち死にました。

 

 父親は叫びました、「イーカロス!、私の息子よ。」

 

 父親はまず羽を発見しました。そして、息子の遺体を発見しました。父親は息子の遺体を拾いあげ、島のそばに埋葬しました。父親は島を、イカリア島とよびました。

 

--If someone says, "Don't fly too close to the sun," they are telling you to know your limits.

(もし誰かがあなたに、「太陽にそれ以上飛び昇るな。」と言うのなら、彼らはあなたに、あなたの限界を知った方が良い、と言って居るのです。)

 

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