Cafe owner: 申し訳ありません、お客様。私どもの店は後5分で閉店となります。
Customer: ああ、困ったな!。私はここで今日人に会う予定なんです。
C o: そうでしたか。その方がいらっしゃるのは何時でしょうか?。
Cu: 実は私たちは時間を決めては居なかったのです。10年前、私たちは7月10日にここで会う、と約束したのです。それが、今日なんです!。
C o: 10年前ですか?。それはそれは。
Cu: その時私は貧乏な、売れない芸人でした。そうしてある日、私の恋人が、私と別れたいとこのカフェで言いました。彼女は、もし私たちが一緒に居ることを続けているとあなたはスターに成れないわ、と言いました。私はショックでした。
C o: お察しします。
Cu: 私は彼女をとても愛していました。だから、私は彼女に、もし私が有名になったらこの日にまた、会ってくれるようにお願いしました。
C o: そうして貴方はとうとう有名に成られたと!。それはおめでたい!。
Cu: 実は、私は三年前から通い始めているんですよ。
C o: ああ、そうなんですか?。私は気が付きませんでした。
Cu: しかし、あなたは私がだれか分かりますよね、でしょう?。私は今では人気の芸人です。私のことをあなたテレビで見たこと有りますよ!。
C o: 私はテレビを観ないんです。
Cu: ああ。
C o: それで本当に申し訳ありませんが、貴方にはご退店して頂かないと。
Cu: 待ってください!。彼女は来ますよ。
C o: しかし、店を閉める時間なんです、お客様。
Cu: 10分いただくことは出来ませんか。
C o: お客様のコーヒーは500円になります。
Cu: お願い出来ませんか?。
C o: (ためいき)彼女に連絡してお会いになる場所を変更されてはいかがですか?。
Cu: できないんです。彼女は彼女の電話番号を変更したんだと思います。
C o: ああ。それなら彼女は来ないのでは。貴方は私の店に3年間通った、そして彼女には会っていない、ですよね?。残念だとは思いますが、機会がなかったんですよ、お客様。
Cu: そうだと本当に思いますか?。
C o: 彼女はおそらく新しい恋人がいるんだと思います。あるいは、結婚されているかもしれませんし。
Cu: でも、彼女は言ったんです…。
C o: 10年は長い時間です、お客様。そんなに長い時間待ち続けるのはとても難しいことです。今は貴方は有名な芸人さんだ。貴方は幸運な人だと思いますよ。私の助言は、彼女の事は忘れたらどうでしょう、ということです。
Cu: あなたの言っていることは正しいんだと思います…しかし…。
C o: どこかで彼女は幸せに過ごしていると思います。今は彼女の人生に、貴方のいる場所は無いんですよ。
Cu: そうですね。
C o: 私達は全てを得ることはできません。貴方の人生とともにお幸せに、お客様。
Cu: わかりました。500円です。色々有難うございました。
C o: ふーっ。やっと閉められるな!。(電話が鳴る音)はい?。ごめんなさい、今日はもう私どもの店は閉店です。なんですって?。貴方はここで今日ある人と会う予定がある?。人気芸人?。それに、10年前に貴方が約束した?。お電話そのままにお願いできます?。おい!、幸運なお客さん!、もどって!。貴方に電話だ!。彼女だよ!。