エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Leonardo da Vinci ~The Renaissance Man~」(2022 年 3 月)

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 毎年、700万人を超える人々がパリのルーブルを訪れます。彼らのほとんどにとって、彼らの滞在のハイライトはモナリザを観ることです。この有名な絵画を描いたその男はレオナルド・ダ・ヴィンチ、1400年代後期におけるイタリアの画家、です。

 レオナルドは画家として一番良く知られています。しかし、彼は約15作の絵画を描いたのみです。それは67歳まで生きた人物にとって多いものではありません。彼はもしかすると完璧主義だったためにたくさんの絵画を描かなかったのかもしれません。彼は彼の絵画に対しての調査研究を行うことに時間を割くのが好きでした。「最後の晩餐」を完成させるということは、レオナルドに4年の歳月を必要としました。「モナリザ」のモデルはジョコンドという名の女性だと言われています。それを描くのに大変長い時間をレオナルドは必要としたため、彼女はその絵画が完成する前に亡くなりました。

 

 レオナルドは多くの絵画を描きませんでした。しかし、彼は私たちに武器、運河、都市計画などを含む多く、多くの異なった物についての、約1万ページのノートを残しました。彼はまた、人体のスケッチも描きました。それらのスケッチを描くために、30以上の死体が解剖されたと言われています。レオナルドは沢山の物を研究観察することで、彼はより良い画家になれると信じていました。多くの異なった分野における彼の研究により、彼は「ルネサンスマン」、多くの事物に明るい人物、と呼ばれる事があります。

 

 レオナルドは飛行と水、に対し大変に興味を持っていました。彼は、「血液は人間の原動機であり、水は自然の原動機である。」と考えました。

 世界には水が必要です。しかしレオナルドはその危険性についても理解していました。彼はかつて、豪雨と洪水が彼の村に被害を与えたことを経験していました。そして、彼のノートには救命胴衣や、水を制御する機器、潜水艦でさえも設計デザインが残されています。レオナルドが水に関する生命保全の方法について多く考えていたことは明白です。

 飛行については、彼は飛行機械、ヘリコプターのように見える何かを含んだ、のデザインを残しています。レオナルドは鳥類の飛行方法の研究を行い、彼らが彼らの尾と羽根を用いバランスをどのように保つかに注目しました。そうして、彼は鳥のように飛行する機械の設計を試みました。また、その横に以下のように書いてあるメモと一緒にパラシュートの絵さえも存在します。「どんなに高い場所からでも安全に着地するために、これを用いる事が可能である。」約500年後、2008年にレオナルドの設計を適応したパラシュートを用い、飛行機から外に飛び立ったのち、安全に人が着地しました。

 レオナルドのほとんどの設計デザインは現実には作られることはありませんでした。しかしそれらは彼が才能ある科学者、そして技術者であることを示しています。研究者は現在もレオナルドのノートを研究しています。将来、もしかしたら私たちはこの、多芸なる天才についての更なる発見を得るかもしれません。

 

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