Narration (Marie): 親愛なる日記さんへ。わたしは算数のテストで７０点とりました。わたしはおかあさんが、こう言うだろうなってことを知っています…。
Mother: (マリーの想像のなかだけで）わたし、いつも算数のテストは１００点だったのよ！。
N(M): だから、わたしはいとこのシンイチに会いにいきました。彼は大学生で、かしこいです。彼なら１００点とる方法を知っているかもしれない。
Shinichi: こんにちは、マリー。僕に何か新しい質問？。
Marie: そうなの、シンイチ！。シンイチみたいにかしこくなる方法をおしえて。わたし、算数のテストでたったの７０点しかとれなかったよ。わたしの脳みそが働いているとはおもえない。わたし、わたしの脳がもっと働くようにするには、なにができるかな？。
S: 心配しないでいい。君の脳はとても忙しく働いている。君が寝ている最中でさえも。
M: それはない！。わたし、わたしがねている時、なんにも考えていないよ。わたしの脳もねているんだよ。
S: それは違うんだよ。もし君の脳が働くのを止めたとしたなら、君は呼吸ができない。君の血液は循環を止める。人体は脳で全て制御されているんだ。だから、脳はいつでも活動している。
M: ２４時間？。
S: そうだね。そして、脳は体が大きく成長する時期にはとても活発に働いている。
M: わたし今は、より背が高くなっているよ。だからわたしの脳、たぶんたくさん働いているね。
S: そうなんだよ！。
M: それじゃあ、なんでわたし、もっといい成績とれないんだろう？。
S: うんそうだな…。まず初めに、もし君がより賢く成りたいのだとしたなら、健康的な生活を過ごさなくてはならない。良質の食事、適度な運動、そしてよい睡眠が必要になる。
M: わかった。
S: そうしたら、君の頭脳の訓練を始めることができるよ。
M: 筋トレみたいに？。
S: そうそう。何かやってみようか。僕の後に繰り返してみて。３、９、８、２。
M: ３、９、８、２。これはとても簡単だよ！。
S: では、それらの数字を逆順で言ってみて。
M: それだと、わたしは２からはじめる？。うむむ…２…９、ちがう、８…９…３。これはむずかしい！。
S: はは。君は今、記憶を用いて君の脳を訓練したんだよ、マリー。人は学んだり、物事を記憶したり、そして思考するために記憶を用いる。これは君の「作動記憶」を利用する。そして、それは脳にとってよい訓練になるんだよ。他にも君の「作動記憶」を利用する方法は日々の生活の中にあるよ。A、B、そして C、をお店で買いに行くことを想像してみて。 それをメモに残してはいけない。そうしてそれらを買いにお店に行く。これはいい訓練になるよ。
M: わかった。わたし、わたしの脳を強くするために多くの物事をおぼえておくことにちょうせんしてみる。ほかにわたしにできることは何かあるかな？。
S: 君は学生だ、マリー。だから先ずは、学校で一所懸命に勉強しよう。そして、それ以上にもっと勉強ができると感じたなら、少し難しいものに挑戦してみよう。訓練を続けることが重要なことだよ。
M: わたし、そのことをおぼえておきます！。
S: 幸運を祈るよ、マリー！。
N(M): わたしはシンイチから、かしこくなるには簡単な方法はないんだなってことを学びました。算数のテストで１００点とれるまでどのくらいの時間かかるかわたしは分からないけれど、わたしの脳を訓練することをつづけます。
