Marie (Narration): 親愛なる日記さんへ。わたしはおばあちゃんの家に今日いきました。そしておばあちゃんは庭師さんとおはなししていました。おばあちゃんの家にはうつくしい日本庭園があります。
Gardener: これは立派な庭ですね。この庭の手入れが出来て、私は嬉しく思います。
Grandma: それはどうも有難う。
Marie: おばあちゃん!。わたしも何かてつだいたい。
Gr: マリー、注意してね!。その苔に気をつけてね。
M: コケ?。
Gr: それはあなたの目の前に在る、緑色をした植物のこと。近くで見て、触ってごらんなさい、マリー。
M: わあ、とてもやわらかい!。
Ga: 苔は整った環境の中で育ちます。京都に暮らす私の友人が私に話してくれました。ある有名な庭園に今問題が生じているそうです。多くの苔が茶色くなり、或いは枯れているそうです。
M: なぜ京都のコケが枯れているんですか?。
Ga: 街の気温が上がり続けているからです。それが一番大きな理由です。
M: 地球の天候の変化が理由ですか?。
Ga: そうです。人々はコンクリート、アスファルトを使用して街を作ります。それらは熱を保ちます。私達はまた、自動車、エアコン、或いはその他の機械類から大量の熱い空気を作り出します。
M: そうかあ。
Ga: その結果として、過去50年間に京都の平均気温は 1.4 ℃上がりました。この事は「ヒートアイランド現象」と呼ばれています。それは土地を熱くし、乾燥させます。
Gr: そうなんですね。しかし、何故苔は枯れるのでしょう?。
Ga: 苔はあまりにも乾燥していると生きられません。苔には根がなく、苔の体内を通して水分を送るシステムも無いからです。
M: ほんとう?。それなら、コケはどうやって生きているんですか?。
Ga: 苔はその体全部を利用して水を吸収します。苔には霧のような少量の水分でさえ、大切な物です。
M: わかりました。
Ga: 1960年代までは、京都は朝に霧のある事が1年間に約60日ほど、ありました。しかし近年ではそれはほぼゼロです。
Marie & Grandma: わあ、よくない!。
Ga: また、苔はそれ以外のことも私たちに伝えてくれます。
M: それはなんですか?。
Ga: 科学者が標高 3,000 m 級の山々に存在する苔を調査しました、そしてその結果は、その場所の空気が汚れており、汚染されていることを示しました。
M: わたし、おやまの空気はきれいなものだと考えていました!。
Ga: しかしそこにある苔は、私たちの健康を害することができる悪い物質を集積していました。研究者は、それらの物質は他のアジアの国から風に乗って来ていたと言います。
Gr: 苔は複雑では無い植物だから、少しの環境の変化が苔にとって大きな問題になるんですね。私達に SOS 信号を送ってくれる、一番初めの植物なのかも知れないわね!。
Ga: その通りです。
M: わたしたちができる事はありませんか?。
Ga: より多くの緑化地域をつくる事ができますね。そうすれば街は熱く、乾燥しすぎることがないでしょう。
Gr: あとねマリー。苔やその他の植物に、私たち十分なお水を与えないとね。
M: はい、おばあちゃん!。
M(N): コケはちいさくてシンプルな植物だけれど、わたしたちにたくさんのことを教えてくれています!。わたしはコケが必ずよい環境ですごせるようにしたいなとおもいます。もし、わたしがコケのことを大切にしたなら、そのときは地球上のすべての植物を大切にするということです!。