Mao: おめでとう、ミキ!。あなたは私が今まで見たなかで、最高に綺麗な花嫁さんだよ!。
Akane: 貴方たちお二人は、お互いに完璧ね!。
* * *
M: あああ…。わたしの足が。
Ak: どうしたの、マオ?。
M: わたし、わたしの靴が小さすぎたんだとおもう。
Ak: それは可哀想だね。でも、貴方の靴、本当に可愛いわよ。ブーケトス、貴方参加できる?。
M: わたしはそれは参加しないつもり。ブーケトスは単なる習慣だもの。わたしは三回ブーケをキャッチしたことがあるんだけれど、わたし、いまだに独身だよ。
Ak: 貴方、三つの結婚式でブーケを取ったの?。
M: そうだよ。わたし、高校の時バスケットボールの選手だったから、どうやれば良いか知っているんだよ。
Ak: わあ。
M: 分かるかな、ブーケはバスケットボールだとイメージする、そうして、リバウンドをゲットするように想像するんだよ。
Ak: 分かった…。ところで、新郎側の招待客、貴方見た?。
M: ううん。どうして?。
Ak: ハルヒコ、ここに居るわよ。
M: あー…ほんとう?。
Ak: マオ!。私、貴方が彼のこと見てたの、知ってるわよ。
M: ちがう、わたし見てないよ。
Ak: 貴方、今でも彼と話してる?。
M: しないよ!。わたし達がデートしたのは10年まえだよ!。
Ak: 10年なんて大したことないわ!。私、私の彼に始めて会ったのは小学生の頃よ。じゃあ、マオ。貴方ハルヒコとお話して、彼が貴方に興味あるかどうか、確かめて来なさい。
M: あー、アカネ。わたしそんなこと出来ないよ。わたしがここへ、恋人をみつけに来たみたいにみんな思うよ。
Ak: 違うの?。
M: うーん、わたしは独身だし、だからわたしは彼氏がほしいなって。でも…。
Ak: ほらごらんなさい?。もし貴方が彼と話すつもりがないんだったら、私がやるわ。私、彼に尋ねてみる。
M: あなた、なにを彼に尋ねるつもりなのよ?。
Ak: 彼には恋人がいるか、どうか。
M: そんなことしないでよ、アカネ!。わたしは気にしてないし、それにあなたが友達思いの友人になろうとしてくれているのもわたし、分かっているけれど…。
Ak: マオ、貴方私をハルヒコの方に押してるじゃない。貴方は知りたいんでしょう、違う?。
M: (ためいき)うん、しりたい。
Ak: まかせなさい!。私は先ず彼の友人達に聞いてみるつもりよ。
M: ありがと、アカネ!。
M: (彼女の心の中で)ふう。ハルヒコがこの結婚式に来ているなんて、わたししらなかったよ。彼は昔は短い髪だったし、彼はいつもジーパンを履いていた。今は彼の髪はウエーブがかかっているし、ヒゲも生やしている!。それに、彼のスーツ、とっても似合って見えるなあ。
Ak: うーん…マオ。彼結婚してた。
M: なにっ?。
Ak: 彼は3年前に結婚して、今は彼には二人のお子さんがいるんだって。
M: 結婚、もかっ?。
Ak: しー。貴方の声、大き過ぎるわ。
M: 誰かがわたしの話を聞いてるかどうかなんて、どうでもいいの!。あーっっ!。
Announcement: ご来場の皆様が待っていた瞬間です!。ブーケトスのお時間です!。バルコニーにお集まりください。
M: アカネ、私と一緒に行くわよ。私第4のブーケを獲るつもりだから!。
Ak: でも、マオ。貴方の足、傷ついているじゃない、でしょう?。しないほうが良いわよ。
M: 私は靴を脱ぐわよ。
Ak: 気をつけてね、マオ!。
An: さて、それでは、新婦様がブーケをトスします。みなさんご準備よろしいですか?。
(歓声)
M: みなさん、私の道をあけて!。それは私のもの!。あっ!。
Ak: マオ!。
M: あー、アカネ。わたし、すべってころんじゃった。わたしのブーケはどこ?。
Ak: 良いパス、ありがとうね。
M: えっ?。あなたどうしてわたしのブーケ、持ってるのよ?。それ返しなさいよ!。
Ak: 駄目よ!。わたしも結婚するんだからっ!。