エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Without Wasabi」(2022 年 7 月)

 

Nami: ヒロシ!。ここよ!。

Hiroshi: ナミ先輩、ごめんなさい遅れてしまって。

N: 遅れてないわよ。あなたは5分前についたわ。

H: 今日は私をご招待いただき有難うございます。

N: どうしてそんなにかしこまった言い方するのよ?。私はあなたの卒業をお祝いしたかっただけよ。そして、私たちの会社であなたが働き始めることが、わたしとても嬉しいのよ!。私、私たちのテニスサークルにあなたが初めて来た時のこと、覚えてるわ。

H: 僕はそれが4年前のことだとは信じられません。面接では助けていただいて有難うございました、ナミ先輩。

N: どういたしまして!。このお店、予約してあるの。

H: ここですか?。ほんとですか?。

Sushi Chef: 今晩は。カウンターにお掛け下さい。

H: ナミ先輩。僕今日あまり持ち合わせがなくて…。

N: ヒロシ、心配しないで。私が支払うからね。私はあなたに良いお寿司屋さんで食べる経験をして欲しかったの。じゃあ、あなたが食べたいものを注文しなさい。

H: うーん…有難うございます…。

N: すみません、おすすめはなんでしょうか?。

S C: 鮑はどうでしょう、烏賊、或いは鮃などは。

N: どれも美味しそうね。私はそれ全部ください。

S C: 其方様は、如何致しましょうか?。

H: うーむ…。私も同じものをください。

N: ヒロシ、私の真似する必要はないのよ。

H: しかし…。

N: あなたは料金の心配する必要はないのよ。いったでしょう、私が支払うつもりだって。

H: いつものお寿司は、ぐるぐる回る皿を見て、食べたいなって思うものを取っていました。だから、こういうところでどう注文して良いか分からないんです。

N: 簡単よ。職人さんに食べたいものを言うだけよ。

H: それだけですか?。

N: そうよ。

H: でも僕はネットで、白身のものから注文を始めないと成らない、ということを読みました。

N: そうねえ…。

H: で、特定の魚から寿司屋の質が判断できるのだと、ある漫画で読みました。

N: あー、ヒロシ。あなたいつも情報を集めるのが好きだったわね。

H: 僕は馬鹿にされるのが好きじゃ有りませんよ。

N: そう言うふうなことを言う人もいるわよね。でも、あなたはあなたの食事を楽しむべきなのよ。決まりを気にするべき、だとは私は思わないな。もしあなたが10貫のサーモンを食べたいっておもったなら、10貫のサーモンを注文すればいいのよ。

H: 本当ですか?。僕サーモン大好きなんです!。

N: よしじゃあ、どうぞサーモンを注文してね。

H: サーモン3貫いただけますか、わさび抜きで?。

N: えっ?。

H: 僕何か変なこと言いましたか、ナミ先輩?。

N: それは駄目よ。

H: わあ。

N: あなた、サビ抜きの寿司なんて食べるの有りえないわよ!。あなたはもう大人なんだから。

H: でもナミ先輩。先輩は決まりは無いって。

N: それはそれ。

H: 先輩っ!。

S C: どうぞ、鮑、烏賊、そして鮃です。

N: 有難うございます。山葵は強い風味があるけれど、数秒間だけしか続かないわ。良い寿司には山葵は欠かせないわよ。さて、みててね。…あぁ、烏賊の甘い味覚。そして山葵がこんなに強くマッチしている!。

S C: うむ…御免なさい。私はお客さまの寿司にわさびを入れるのを忘れていました。

N: あっ。

 

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