エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「The Lonely Cyclist Part Two」(2022 年 7 月)

 

 ファーナムから帰ってきた後、ホームズは言った。

「パブでウィリアムソン、チャーリントン屋敷に住む男、がかつて聖職者だったということが判った。また、ウッドレィは屋敷を頻繁に訪問している。」

 そしてすぐ、我々はスミス嬢からのもう一つの手紙をを受け取った。それにはこう有った。

「私は私の仕事を辞めることを決めました。カラザース氏は私の最後の通勤に対し、馬と馬車を用意してくれましたので、その淋しい通りでも私は安全なことでしょう。」

 これを読んだ後、ホームズは言った。

「土曜日、我々はファーナムに向かう。我々はスミス嬢の安全を確保する必要がある。」

 土曜日、我々がカラザース氏の家に向かう途中、我々は馬と馬車が我々の方に向かって来るのを見た。しかし、中は空だった。我々はその馬車を使いチャーリントン屋敷まで向かった。そこで、我々は顎髭の男を見た。彼は言った。

「おい、止まれ!。」

 そのとき、彼は銃を取り出した。ホームズは言った。

「スミス嬢は何処だ?。」

「ああ、駄目だ!。ウッドレィとウィリアムソンは彼女を奪ってしまった!。俺を助けてくれるつもりなら、俺と一緒に来い!。」

 その時、我々は女性の悲鳴を聞いた。そして我々は屋敷に走った。芝生の空地にて、我々はスミス嬢と赤口髭の男、そして聖職者を見た。それは結婚式が今まさに行われたように見えた。赤口髭の男が言った。

「顎髭を取れ、カラザース。」

 顎髭の男は言った。

「ああ、ウッドレィ。そうだ俺だ。俺はスミスさんを救いに来た。」

 そう言うと、カラザースはウッドレィを銃で撃った。その時、その聖職者も銃を取り出した。

「もう充分だ!。私、シャーロック・ホームズ、が警察が来るまでの間の責任代理者だ。」

 ホームズはこう強く言い、皆は彼の言う事に従った。ウッドレィが死んでいないのを私が確認した後、カラザースは言った。

「スミスさんがウッドレィの妻だとは、俺は信じない。」

 ホームズが言った。

「スミス嬢がそれに同意していない以上、それは本当の婚姻ではない。」

「有り難う。私が電報を見た時、私は彼らが彼女に対し何かすると知ったのです。」

「何の電報だ?。」

 カラザースは我々に電報を見せた。それにはこう書いてあった。「ラルフ・スミスが死んだ。」

 ホームズは言った。

「ああ、私は何が起こったのか、今は判る。君とウッドレィはスミス嬢の叔父、ラルフ・スミス氏に会った。そして彼が間も亡くなるだろうことを知った。計画は君たちのうちどちらかがスミス嬢と結婚し、彼女の叔父の財産を得ることだった。そうして、君たち二人はそれを山分けにするつもりだった。君がスミス嬢に職を与え彼女を身近に置き、ウッドレィが彼女と結婚するつもりだった。しかし君はスミス嬢に惚れてしまい、計画を止めなくてはならなくなった。」

「その通りです。私がウッドレィと話した後、彼はチャーリントン屋敷に居を構え、彼と元聖職者のウィリアムソンが何かを計画し始めました。私はスミスさんの安全を確保するために彼女の後ろを自分の自転車で追っていたのです。そうして、ウッドレィが私に電報を見せ、奴が彼女と結婚するつもりであることを私に言いました。」

 カラザース、ウッドレィ、そしてウィリアムソンは皆逮捕された。スミス嬢については、彼女は彼女の叔父の遺産を受け取り、若い男と結婚をした。

 

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