Kazuma: 母さん、ただいま!。
Mother: おかえり、カズマ。手を洗うのを忘れないようにね。それと、うがいもちゃんとしてね。
K: 今やってる!。ああ!。ゴールディに餌をあげないといけない。えっ?、ゴールディ?。母さん!。僕の金魚がなにかおかしい!。
M: どうしたの?。
K: 彼は泳いでいないよ。
M: あら、いや!。
K: こっちにきて、見てみて、母さん。
M: これは良くなさそうね…。ゴールディかわいそう。カズマ、お台所からコップを私にとってきてくれない?。
K: コップ?。なんで?。
M: 私、ゴールディをコップに入れるつもり。そうしたら、私たちは彼のこと、よく見られるよ。
K: わかった。コップを取ってくる。
M: あなたどこが悪いの?、ゴールディ?。私が食材のお買い物に行く前はあなたの金魚鉢の中を泳ぎ周っていたじゃない。その時は元気のように見えたよ。
K: 母さん、はいコップ。
M: ありがとう、カズマ。いい子にしててね、ゴールディ。そしてじっとしててね、いい?。ああ、いや。彼はじっとしすぎているわ。ゴールディ!、ゴールディ!。
K: 母さん、僕たちどうしたらいいの?。僕の金魚が死にそうだよ。
M: 私、金魚のこと詳しくしらないの、カズマ。うーん、考えさせて…。もし誰かが瀕死の時、人は…。ああ!、人は彼らの口に息を吹き込む。
K: うん?。
M: 瀕死の人の口に口を重ねて、彼らの肺に空気を吹き入れるの。
K: 僕、そうしてみる!。
M: 待って、カズマ。死にそうな金魚にキスをしてはダメよ。あなたが病気になるかも知れない。
K: じゃあ、僕はどうしたらいい?。ゴールディは死にかけているよ!。
M: うーん…。
K: ストロー!。
M: えっ?。
K: 僕、ストローをコップに入れて、水の中に空気を吹き入れるよ。
M: いいアイデアのように聞こえる。でも、私たち急がないと。
K: 母さんどいて。僕が君を救うから!。(水の中に空気を吹き入れる)
M: 私、昨日水を変えたの。
K: 母さんは水を変えた?。
M: そう。水が汚れていて悪い匂いがしてた。そしてそれについて、ネットで調べたの。全部の水を一度に変えてはいけないってネットには有ったから、私はそのようにしっかり行った。
K: そしたら、どうしてゴールディが死にそうなの?。
M: 私たち、彼に餌を与えすぎたのかもしれないわね。
K: でも、ゴールディはいつもお腹をすかしているように見えたよ。
M: ね。ネットには、金魚にたくさんの餌を与えないようにと書いてあった。
K: ほんとう?。
M: そう。与える分だけ彼らは餌を食べてしまうとネットには書いてあったよ。時には、彼らは食べすぎて病気になってしまうんだって。
K: ああ、いやだ。ゴールディ。ごめんなさい!。ほら、僕が君に新鮮な空気を送っているよ。死なないで、ゴールディ!。(水の中に空気を吹き入れる)
M: カズマ、私、彼は天国に行ってしまったと思う。
K: ちがう、まだ死んで無いよ、母さん!。(水の中に空気を吹き入れる)
M: カズマ、私、新しい金魚をあなたに買ってきてあげるよ。
K: いやだ、僕にはゴールディだけが必要なんだ。お願い、ゴールディ!。死なないで!。僕、君に餌を与えすぎないって約束するから!。ゴールディ!!!。
M: カズマ。そんなに泣かないで。あなたは彼のこと十分に大切に世話をしてあげてたよ。私はゴールディは幸せだったと確信するよ。さようならを言って、彼を天国に行かせてあげよう。
K: わかった。母さん。さようなら、ゴールディ。