むかしむかし、インドネシアにて、美形の王子と美しいお妃がいました。彼らは幸せに結婚し、城に暮らしていました。
ある日、お妃は庭を歩いていました。そして、彼女は醜い蝸牛を見つけました。「どうして庭にこのような蝸牛がいるの?。」お妃はその蝸牛を拾い上げ、川に投げ入れました。
しかし、それは実際には蝸牛ではありませんでした。その醜い蝸牛は実際には年をとった強力な魔女でした。そうしてその蝸牛は素早く魔女に化け戻り、お妃に魔法の呪文をかけました。お妃は黄金の蝸牛に成ってしまいました!。そして、その魔女はその黄金の蝸牛を拾い上げ、川にそれを投げ入れました。
黄金の蝸牛は魚取りの網に捕らえられるまで、川を下り行きました。その魚取りの網はある老女のものでした。彼女はその蝸牛を見て大変に驚きました。「なんと美しい蝸牛だろう!。私と一緒に家まで持ち帰ろう。」
彼女は黄金の蝸牛を家まで持って帰り、餌として幾らかの草を与えました。そうして彼女は言いました。「おやすみ、ちいさな蝸牛よ。」そうして、眠りに着きました。
次の日、その老女が目覚めた際、彼女はさらに驚きました。彼女の家がとても清潔になっておりまた、テーブルの上に朝食がありました。彼女は一所懸命に考えました。「誰がこれを私のためにしたんだろう?。この人物はとても良い人物にちがいない。」次の日も、またその次の日も、同じことが起こりました。
その老女は誰が彼女を助けてくれているのか見つけ出すことを決めました。そうしてある日、彼女は眠る事をしませんでした。彼女は彼女の部屋に篭り、その扉の影から覗いていました。老女は大変驚きました。黄金の蝸牛が美しい女性に化けたのです。
老女は彼女の部屋から現れて尋ねました。「あなたは誰ですか?。」その美しい女性は言いました。「私は城の妃です。しかし魔女が私に魔法の呪文をかけました。そうして私は夜の間だけ人間になることができるのです。この呪文を解くためには、ある特別な楽器から一つの旋律を聴く必要があるのです。」
老女はこれを聞いた後、城に走り王子に全てを説明しました。王子はこれを聞いて大変感激しました。「ありがとう、老女よ。私はあらゆる場所を、妻を求めて探していたところだ。」
その特別な楽器は神々によってのみ彼に与えられるものです。それで、王子は彼らに祈り始めました。祈り続けて数日後、神々は王子にその楽器を与えました。王子は神々に感謝し、すぐに老女の家に向かいました。彼はその楽器を奏し、呪文は解けました。その黄金の蝸牛は彼の美しいお妃に戻りました。
王子とお妃はとても幸せでした。彼らは老女に言いました。「私たちのことを助けてくれて、とても感謝しています。」「城に入り私たちと共に過ごしてください。」3人は以来幸せに暮らしました。