Sanzohoshi (Narration): 孫悟空、八戒、沙悟浄、そして私は西への旅を続けた。我々は多くの化物達に出会い、戦った。そして、我々はとても暑い場所へ出た。孫悟空が先ず初めに言った。
Songoku: 暑いな。
Hakkai: もう殆ど冬じゃないのか?。これ以上少しでも暑くなると俺は焼豚になるだろうよ。
Sanzohoshi: 気候の様子が奇妙だ。八戒。
Sagojo: この暑さはこの近くの火焔山と呼ばれる山からくるものだと、誰かがちょうど俺に言っていたよ。
Sagojo: そいつらは、それは火の山であると言ったな。
Hakkai: どうやって火の山を俺たちは越えて行ったら良いんだい?。
Sagojo: 芭蕉扇と呼ばれる、その火を消す事が出来る魔法の扇があるんだ。
Sanzohoshi: その扇は何処に在る?。
Sagojo: 牛魔王と呼ばれる怪物の妻が、それを持っています。
Songoku: 俺が行ってそれを借りてくるよ!。
Sanzohoshi (Narration): そう言って、孫悟空は彼の魔法の力を使い、牛魔王に彼自身を変化させ、彼の筋斗雲に乗りその妻が住む処へ飛んだ。
Songoku (as Gyumao): おまえ、帰ったよ!。うむ…。あれはどこだったかな。
Wife: 何のお話をして居りますか?。
Wife: ああ、私は私の口の中に、それを隠し持って居ます。ご覧になれますか?。
Songoku (as Gyumao): この小さなもので、お前は火焔山の火をどうしたら消す事が出来るのか?。
Wife: この赤い糸を引き、魔法の言葉を言うのです。覚えて居ますか?。
Songoku (as Gyumao): うう…。魔法の言葉は何だったか?。
Wife: 回(口偏に回)、嘘、呵、吸、嘻、吹、呼!。
Sanzohoshi (Narration): その時、その小さな扇は突然に、その妻よりも大きくなるまでに、大きく、大きく、なった。
Songoku: ありがとうな!。これを借りて、俺は火を消しに行くよ!。
Sanzohoshi (Narration): 孫悟空はその扇を手に入れたがその帰り道、牛魔王に諮られ、その扇は孫悟空の元から奪われてしまった。彼らは戦いを始めた。
Hakkai: 孫悟空。俺が助けに来たぞ!。沙悟浄は三蔵法師様をお護りしている。
Sanzohoshi (Narration): 八戒が孫悟空に加勢した。そしてその3人は大変長くの間、戦い続けた。この大きな戦いの知らせが天国へ届いた。そして天国の王は孫悟空と八戒に援軍を送った。牛魔王は戦いを諦め、彼が扇をそこへ隠した、彼の妻の洞窟まで孫悟空と八戒を連れて行った。妻は孫悟空に泣き叫んだ。
Wife: 私が悪う御座いました。この魔法の扇をお持ちください。私どもをお許しください。
Sanzohoshi (Narration): 孫悟空と八戒は我々の元へ戻った。
Songoku: 三蔵法師様、今すぐあの火をどこかへやります。
Sanzohoshi (Narration): 孫悟空はその扇を一度扇いだ。その火は何処かへ行った。次に彼が扇ぐと風が吹いた。三度扇いだ後、雲から雨が降りた。
Hakkai: ふう。これで俺たちは山を越える事が出来るぞ。
Sagojo: やっとか。
Sanzohoshi: ああ、八戒、そして沙悟浄。これで我々は天竺に向かう事が出来る。
Songoku: 三蔵法師様、天竺へはどのくらいの道なのでしょう?。
Sanzohoshi: 向かうには、未だ長い道のりである。