エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Portable Music Players」(2024 年 9 月)

 

 みなさんが ”ウォークマン” という単語を聞いた際、それにどのようなことを思いますか?。音楽の聴き方を変革した、ポータブルカセットプレイヤーを、多くの人は思い浮かべるかもしれません。今日は、この革命的な製品がどのように発明されたかを見て行きましょう。

 

 私たちの物語は 1978 年の東京に始まります。井深大氏、大手家電メーカーの共同創業者は考えました。長いエアフライトで自身の好きな音楽を楽しむことができたなら、それはとても良いことだろうなと。そうして彼は彼の部下たちにポータブルミュージックプレイヤーを製作するように言いました。

 開発チームは直ちに仕事に取り掛かりました。その企業はすでにポータブルなカセットテープレコーダーを販売していましたので、その製品を基礎に用いました。まず初めに、彼らは音の質を調整しました。そうしてヘッドフォンを接続することにしました。井深氏がその試作品を試した際、彼はその高音質なステレオ音声に満足しました。

 

 他の共同創業者である盛田昭夫氏、はこの製品は若い人々の間でヒットするだろうと信じていました。そうして 1979 年 2 月、盛田氏は開発チームに言いました。

 

「若い人々向けに人気商品になるような物を創り、そして夏休み前までにそれを完成させるのだ。」

 

 通常、新しい製品を開発するには 1 年半の期間がかかります。今回、そのチームはたったの 4 ヶ月しか持てませんでした。試作品はミュージックプレイヤーとして使うことはできましたがしかし、新規の小さなヘッドフォンが必要になりました。幸運なことに、その社内の開発チームが新しい製品:超小型ヘッドフォンをほぼ完成させていました。開発チームはこれらのヘッドフォンを接続し、世界初のポータブルミュージックプレイヤーの準備が整いました。

 そして今や、親しみやすい製品名が必要になりました。ある若い社員が ”ウォークマン” という名を思いつきました。なぜなら、歩いている時に音楽を聴くことができるからです。しかしながら、全員がそれに満足はしませんでした。この企業の元エンジニアの高篠静雄氏は言います。

 

「それは造語でした。そして何名かの英語ネイティブな社員たちは '本当の英語' を用いるべきだと考えたのです。大きな議論がありました。」

 

 その議論は盛田氏がこういった時に終わりました。

 

「我々のターゲットは若い人たちだ。もし、我々会社の若い社員たちがその名前をよしというなら、それが良い。」

 

 盛田氏は 30,000 台のウォークマンを製造することを命じました。これは普通の新製品の倍以上の数字でした。

 1979 年、ウォークマンは売り出されました。しかし、その企業は 3,000 台しか販売できませんでした。彼らには何ができたでしょうか?。彼らは数時間、社員を電車に座らせることにしました。人々は彼らがいつでも、どこでも、音楽を聴いているのを見ました。高篠氏は言います。

 

「人々はこれらの、電車に居る 'ケーブル音楽男' について噂を始めました。」

 

 また人の多いエリアで社員たちが、若い人々にそのウォークマンを試用したいかどうかを尋ねました。多くの人は始めは混乱しましたが、一度ヘッドフォンを身につけると、彼らはそれがあまりにもいい音を出すことに対して、驚きました。

 

 すぐにそのウォークマンは若い人々の間で人気になりました。それが販売されてから 2 ヶ月以内の間に、30,000 台のすべてが売れました。ウォークマンは大ヒットになりました!。その後、それは世界中で人気になりました。

 "ウォークマン" という製品名についてですが、今日では多くの英語の辞書の中に掲載されており、それは "ポータブルミュージックプレイヤー" を意味しています。

 

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