
Yuuri: チカ、そこまでどのくらいの距離?。私、もうこれ以上長い時間は登れないと思うよ。私の脚、とっても疲れたよ!。
Chika: 私たちは殆どもうそこにいるわよ、ユウリ。多分 10 分もこの山を登れば、大きな木が見えるわ。私のおばあさんは、いつもその木の側で、美味しいマッシュルームを採っているの。
Yuuri: 本当にあなたそのキノコを拾えるの?。
Chika: もちろん!。私はそのマッシュルームを、私が子供の頃から食べ続けているのよ。私たちはそのキノコを味噌汁に入れる。ああ、そのマッシュルームとのパスタが最高のものだね。
Yuuri: あなた私を空腹にさせるわね。でも、私、私たちの休暇がこんな風に鳴るとは思わなかったな。
Chika: どういう意味?。
Yuuri: あなたはこの場所はグランピングみたいなものだよって言ったわ。そういうわけで、私来たのよ。ここは単に田舎ってだけ。ここには何も無いわ!。
Chika: そんなこと言わないで。おばあさんの家は清潔で素敵なところ、でしょう?。お風呂もベッドもある。まさにグランピングみたいなものじゃない!。
Yuuri: いいえ、ちがうわ。グランピングはグラマラスなキャンプ。あなたのおばあさんのお家では、私たち火を使うために薪を割らないとならない。それに、自分たちで井戸から水を汲み出さないとならないわ。最悪なのはスマホが使えないこと!。ここはサービス外!。
Chika: そうねえ。時には街から離れるのもいいことよ。
Yuuri: 私、都会の暮らしが大好きなの。私は都会人!。今すぐコンビニに行きたいわ。
Chika: ユウリ、そんな風にあなたの声を大きくしないで。
Yuuri: どうしてだめなの?。私の声を聞くことのできる人はどこにもいないわ。
Chika: 猪がいるのよ。
Yuuri: 冗談でしょう、いのしし?。ねえ、ちょっと待って!。
Chika: 速くあるいてね。
Yuuri: それで、あなたのおばあさん、どうしてここで誰の手も借りずに暮らしているの?。
Chika: 私も本当のことは知らないの。
Yuuri: おばあさんに聞いたことはないの?。おばあさん、80 歳近いんだよね。あなたのご家族から遠く離れて暮らしている。
Chika: 遠くじゃないよ。私たちは時々訪れているし。
Yuuri: もしおばあさん、病気になった時にどうするの?。私、近くに病院見かけなかったよ。
Chika: 全く、ないわね。
Yuuri: 街に住んだ方がもっと便利だよ。どうしてあなた、おばあさんに言わないの?。
Chika: どうして私が?。
Yuuri: あなたはおばあさんの孫だし、おばあさんはあなたにとって大事な人でしょう。
Chika: 私は彼女をとっても愛しているけれど、彼女は決して彼女の家を離れることはないわ。
Yuuri: おばあさんに街での暮らしはどんなにより楽なことか話してあげなよ。オンラインショッピングや様々な娯楽について話してあげなよ。
Chika: ユウリ、すべての人間が便利な生活を求めているわけじゃないわ。
Yuuri: ふうん?。
Chika: ここでの暮らしはおばあさんを幸せなものにする。それは彼女にとって正しいこと。私たちの家族は彼女の選択を尊重しているの。
Yuuri: 本当に?。へんなの。
Chika: ついたわ、ここよ!。
Yuuri: 何か聞こえるわ!。ああ、だめ!。いのししだ!。
Yuji: まって、僕だよ。
Chika: ユウジ?。
Yuji: チカ?。君もここへマッシュルームを取りに来たのかい?。
Chika: もちろんそう。ユウリ、これは私の幼馴染のユウジ。そしてユウジ、こちらはユウリ。私の東京の友達。
Yuji: この場所は君にとっては違う惑星のように見えるんじゃないかな。
Yuuri: ぜんぜん。わたし、田舎大好きなんです。
Chika: ユウリ?。
Yuuri: なんで彼のこと私に話してくれないの?。彼は私のタイプよ!。