
「アルセーヌ・ルパンとベルモン氏は同一人物です。」
シャーロック・ホームズは明瞭な、感情のない声で話した。
「そして、強盗事件は私が来る前に実行された。何故なら、彼はパズルの失われたピースの謎を昨晩解いたからです。」
「本当ですか?。」
「ドゥバンヌさん、私に教えてください、近隣に古い教会は在りますか?。」
「ええ、在ります。」
「今すぐそこに行きましょう。THIBERMESNIL という単語が、本棚の上に石に刻まれた文字で、書かれている。その梯子を登り、'I' の文字を 'B' の方向に回転させてください。」
「右に回った!。」
「そうしたら、'B' の文字を左、右に回転させてください。」
「これも同じように動きます!。それにカチッという音がしました!。」
「いいですね。さて、もう一つの 'I' は窓を開けるように動かせるでしょう。」
それは動いた。しかし動くやいなや、その本棚が扉のように回転し、ドゥバンヌ氏は梯子から落ちた。それは、秘密のトンネルへと繋がっていた。
「私は理解できない。」
「簡単ですよ。ヘンリー 4 世の言葉を思い出してください?。震える Bee に片方の Eye を向ける。'Eye' は文字 'I' を意味し、'Bee' は文字 'B' を意味する。」
「ルイ 16 世については?。」
「3-4-11 は城の名、THIBERMESNIL の、第3番目、第4番目、第11番目の文字を意味する。」
「私は今やこれが城に続く道だと理解しました。しかし、どこから始まっているのでしょう?。あなたはご存知ですか?。」
「無論です。」
ホームズとドゥバンヌ氏は壁が彼らを阻むまで、暗いトンネルを歩き抜けていた。
「これは面白い。」
シャーロック・ホームズが言った。
そうして彼は目を上げ、ほっとした。彼は石に刻まれた THIBERMESNIL という文字を見た。それは本棚のものと同じだった。その探偵はその文字を以前と同じように動かし、大きな岩の塊が開いた。彼らはとうとう、古い教会へたどり着いた。
「見てください。このトンネルは我々を 'God' 、つまりこの教会へ導きました。」
「すばらしい!。」
彼らが建物の外へ出た時、ドゥバンヌ氏の自動車が彼らを待っていた。ドゥバンヌ氏は驚いた。
「何故おまえがここに?。」彼は彼の運転手に聞いた。
「ベルモンさんが私に、ここへ来るように言ったんです、旦那様。私は彼に電車の駅で会い、彼は私にこの教会へ行くようにと。」
ホームズは頭に衝撃を受け、言った。
「賢い男だ!。私は彼を見た時、それを知ったんだ。」
「貴方は彼に会っているんですか?。いつ?。」
「城へ向かう途中です。」
「おお。それとベルモンさんが、あなたにこれを渡すようにと、私に言いました。」
その運転手は
「シャーロック・ホームズへ、アルセーヌ・ルパンより」
と書かれた小包をホームズへ手渡した。
時計が中に入っていた。
「おお、それは貴方の時計だ!。それを貴方に彼が返却するというのなら、それは彼が貴方から時計を取ったことを意味する。面白い冗談だ。シャーロック・ホームズの時計がアルセーヌ・ルパンに盗まれる!。」
「ええ、彼は賢い男だ。私たちは再び出会うだろうと、私は信じています。我々が再び会わないと言うには、世界は狭すぎる。」