
Ichika: こちらはイチカ。マザーシップ、私の声が聞こえますか?。
Bachika: こちらはバチカ。君の声をはっきり、大きく聞いている。
Ichika: それで、私はどこに?。
Bachika: 君はブルガリアに居る。
Ichika: ブルガリア?。
Bachika: そうだ。君はカザンラクと呼ばれる街に居る。
Ichika: 了解!。私は自身の調査を直ちに進めます。
Bachika: 楽しんで!。
* * *
Ichika: むむむ。この辺りでとてもいい匂いがする。
Woman: おはよう!。あなた、観光?。薔薇を摘みにきたのね、違う?。
Ichika: 薔薇?。
Woman: これらのピンクのお花よ。ダマスクローズって呼ばれているわ。来て、一緒に参加しましょう!。
Ichika: うう……。私たちは何をするんですか?。
Woman: 薔薇を摘みに行くの。カザンラク薔薇祭りの初めに、これを行うのよ。
Ichika: 薔薇祭り?。
Woman: そのとおり。私たちは朝早く起きて、みんなで薔薇を摘みに行くの。そのことが私たちを幸せな気持ちにさせるわ。
Ichika: はあ……。
Woman: ダマスクローズはカザンラクに、17 世紀に植えられたの。それ以来、この地方は薔薇の谷と呼ばれて居るわ。
Ichika: 素敵な名前!。その薔薇は何かに利用されていますか?。
Woman: ええ!。それらは香水や乳液、薔薇水、そして薔薇のジャムなどにも使われて居ますよ。でも、最も高価な製品はローズオイルね。3.5 トンの薔薇から、たったの 1 リットルのオイルを採ることができるわ!。
Ichika: それは高価にちがいない。ああ、そしてみんなが、花をつけた美しい衣装を着て居るよ。
Woman: これらは伝統衣装よ。私たちは普段は、薔薇を摘む時は作業着を着て居るんだけれど、お祭りにはこれらのような衣装を着飾るの。あなたも着飾って、見る?。
Ichika: ええ、お願いします!。(衣装を身につける)……わあ!。この赤と白のドレスは、そのピンクのバラととてもよく合う。夢を見ているみたいだ。
Woman: 綺麗ね!。貴女がお祭りを楽しんで居るのが私、とても嬉しいわ。
* * *
Ichika: わあ!。パレードだ!。
Man: そうだよ!。カザンラク薔薇祭りは巨大なイベントだよ。このお祭りを観に、世界中から人々が集まるよ。
Ichika: わあ。あのピンクのドレスを着ている人は誰ですか?。
Man: あれは、今年度のローズクイーンだよ!。
Ichika: ローズクイーン?。
Man: コンテストなんだ。毎年、地元の高校を卒業した女の子がひとり、ローズクイーンに選ばれる。
Ichika: まって、彼女今私に手をふったよ!。なんで?。
Man: 彼女は私の姉妹なんだ。おいでよ、パレードに参加しよう!。
Ichika: わたし?。でもわたし、歌えないし踊れません。
Man: 心配しないで。この薔薇の花弁で一杯の籠を持って、群衆にその花弁を投げるだけだからね!。
Ichika: わかりました!。わあ……。薔薇の花弁を投げると、みんなが喝采する。わたし、薔薇の妖精になったみたい!。
Bachika: イチカ?。こちらが聞こえるか?。その祭りはどうだ?。
Ichika: はっ?なに?。バチカ?。今はわたしに話しかけないでくれる。わたし、薔薇の妖精になっているのを楽しんでいるところ!。
Bachika: 薔薇の妖精?。もう少し詳しく話して!。
Ichika: あとでね、バチカ。この夢のような瞬間を楽しませてね!。