
Narration: ある寒い冬の日、男が小さな村を歩いています。彼はその村に暮らす、狩人を探しています。
Man: ぶるる。寒いな!。あの狩人の家はこの辺りにあるはずだ…。ああ、これだろう。
Narration: 男は扉を叩きます。
Man: 猪の肉を売る狩人さんはあなたかい?。
Hunter: そうだ、俺だ。
Man: よかった!。俺の手と脚はいつも冷たい、だから俺の叔父が俺に猪鍋を食わせてくれたんだ。叔父は、それが俺を暖かくしてくれると言った。それで俺は大阪から遥々あなたから新鮮な猪の肉を買いに来たんだよ。
Hunter: 分かった。俺の猪肉をお前に見せてやる。俺は二日前に狩に行った。
Man: うーむ。二日前か?。俺には古い肉と新鮮な肉の差は判らない。その肉はひょっとすると二年前の物の可能性もある。俺はあなたに今日、俺のための猪を狩って欲しい。
Hunter: はん。俺の肉は新鮮だ。でもまあ、お前さんが望むなら今から狩に行くことも出来る。
Man: よし!。
Narration: 二人の男は近くの山に向かい、頂上まで登ります。
Hunter: 見ろ。此処からは谷全体が見える。もし猪が現れれば、俺はそいつを撃つことができる。
Narration: 男は猪を撃つ最適の場所に構えます。彼は状態が整います。
Man: あー、狩人さん?。新鮮な猪の肉って美味しい、んだよな?。
Hunter: 無論。
Man: 俺たちが猪を捕まえたら、あなたの家で猪鍋を作ってもいいかい?。俺は直ぐに食べたいんだ。
Hunter: いいよ。
Man: 土鍋借りてもいいかい?。
Hunter: いいよ。
Man: 葱も少しもらえるかな。あなたの家の前に生えてたよ。
Hunter: ああ、いいよ。
Man: それと醤油、砂糖と米も必要だ。
Hunter: わかったよ!。俺にそんなに沢山聞くな。お前は煩過ぎるぞ!。
Man: わかった。俺は黙るよ。
Narration: 次の瞬間…。
Man: ああ、見ろよ!。谷に猪が見えるぞ。あなたも見えるかい?。
Hunter: ああ、見てるよ!。俺は狩人だ。黙って俺に狩をさせろ!。
Narration: 狩人は彼の銃を撃ちます。弾丸は猪をとおり過ぎ、大きな岩に当たります。それは大きな音を発します。猪はその音に驚いて地面に倒れます。猪は動きません。二人の男は猪まで走り降ります。
Hunter: ああ、これは大きな猪だ。俺たちに多くの肉を与えてくれる。
Man: 新鮮な、肉かい?。
Hunter: そうだよ。本当に新鮮だ!。俺が撃ったばかりだからだ!。
Man: ああ、そうだな…。
Narration: 狩人は怒ります。
Hunter: この猪肉がどのくらい新鮮かどうか、お前に示してやるよ。
Man: ああ、頼む!。
Narration: 狩人は猪が死んではいない事を判っています。彼は猪に近寄り、彼の銃でそれを撃ちます。猪は起き上がり、素早く逃げます。
Hunter: 見ろよ!。あれは逃げるほどに新鮮なんだよ!。