エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「The Eight Satomi Warriors - Episode 2 - Shino's Quest」(2021 年 8 月)

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Narration: 今は私たちの物語の中で、伏姫が亡き者となり20年後。彼女の首飾りの八つの水晶珠は未だ失われたままです。武蔵国、現在では東京の一部、に信乃と呼ばれる容姿の優れた若い男が彼の叔母と暮らしていました。彼の母親は数年前に亡くなり、彼の父親は信乃の飼い犬が起こした出来事のために死なねばなりませんでした。父親は信乃に最期の言葉を残しました。

Father: 我々は侍の家系である。この特別な剣、村雨丸を決して失ってはならない。私の主君、足利様からこれを守るように頼まれたのだ。お前に準備が整った時、足利様にこれをお返ししてくれ。足利様はお前が私の息子であると理解し、お前の世話をみてくれるだろう。

Shino: 父上!。

N: 彼の父親が亡くなった際、信乃はその剣で彼の犬を殺めました。彼がそれを行った時、水晶珠がその犬の首から飛び出し、彼の左腕を撲ちました。それは花の形をした痣を作りました。その珠は「孝」という漢字を持っていました。「孝」は両親を慮るということを意味します。それは伏姫の八つの珠のうちの一つでした。信乃の叔母の家に、荘助という名の男がいました。ある日、信乃は荘助が同じ花の形の痣を彼の背中に持つことに気が付きました。彼はまた、「義」という漢字のある水晶珠を持っていました。「義」は正しい行いをするということを意味します。信乃は言いました。

Sh: 我々は同じ痣を持ち、同じ珠を持つ。我々は兄弟のような気がする。

Sosuke: 私も同じように思う、信乃よ。私はお前が私を必要な時にはいつでもお前を助ける。

N: 今、私たちは二つの珠がどこにあるかを知りました。

 

* * *

 

N: ある日、信乃は父親の主君に会いに行くことを決めました。そうして、彼は滸河、現在では茨城県の中にある、に旅立ちました。信乃が剣を返戻した時、足利家はこれが本物の村雨丸では無いことに気が付きました。実は、信乃の悪い叔母は剣を違うものと交換していたのです。主君は大変に怒り、彼の仕えの者達に信乃を捕らえるように命じました。信乃は逃げ、最後には城の一番高い屋根に登りました。現八と呼ばれる侍が信乃を捕らえるために送られました。二人は屋根の上、戦いを始めました。多くの人が彼らを見に集まりました。最終的に、二人は足を滑らし、屋根から二人とも落下しました。

Townspeople: ああ、だめだ!。

N: 彼らはおおきな水飛沫と共に川に落ちました。人々が信乃と現八を探しましたが、彼らはどこにも見つかりませんでした。次の朝、ある老人が二人の男を舟の中に見つけました。彼らは利根川を流れ下り、千葉まで行きました。その老人が彼らの顔を見ると、老人は二人のうちの一人を知っていることに気が付きました。花の形のような痣が彼の顔にあるのが証拠でした。それは現八でした!。

 

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