サンタさんへ。
おへんじをありがとうございます。でもサンタさんは来られないしわたしの自転車を持っていってくれないって言うのは、ほんとうですか?。
わたしは自転車すてられないだけなんです。わたし、あの自転車にたくさんのおもいでがありますから。
わたしが初めて自転車をいただいた時、わたしはそんなに力がありませんでした。ブレーキを上手くつかうことができませんでした。だから、よくころびました。でもわたしはすぐに自転車にのるのがどんどん上手になりました。
さいきんでは、お休みの日にお父さんといっしょにスイミングのプールに自転車にのっていきます。わたしはまた、お母さんといっしょにスーパーに自転車でいきます。あの自転車はわたしのお友達です。わたしはわたしの友達をすてたくありません。おねがいです、サンタさん。わたしが大きくなったら、サンタさんのところに自転車をとりに行きます。わたしが大きくなるまでおねがいですから自転車をもっていてくれませんか?。
ナミコ より
親愛なるナミコさん。
貴方が自転車を気に入ってくれて、またそれは貴方のお友達なのだと言ってくれて私は嬉しく思います。私は貴方の、自転車との始めての日の事を覚えています。貴方のお父さんが自転車を支えて、そして貴方は自転車に乗ろうと頑張った。貴方が一人で始めて自転車に乗った際、貴方はとても楽しそうでしたね!。私は泣いていたとおもう。
さて、私は貴方にとても大切な事を言おうと思います。サンタクロースは貴方のお母さんと貴方のお父さんの心の中に存在します。これはサンタクロースは居ないのだと言う事を意味するのでは、有りません。貴方が毎年書いてくれたお手紙は貴方のお父さんから受け取らせていただきました、そして彼が私の言葉を貴方の為に書いてくれました。貴方のお母さんの眼を経て、貴方がいい子か悪い子かどうかを、私は見ていました。そうなんです、サンタクロースは本当は貴方のお母さんとお父さんなのです。ごめんね、もっと早くに君に言えなくて。僕は君にありがとうと言いたい。僕らをサンタクロースにしてくれたこと。ナミコ。
君のお古の自転車のこと。それは捨てることないよ。君の従姉妹のメイちゃんにあげるのはどうかな?。あの子は5歳だし、彼女は君がそうしたように、同じくらいあの自転車を可愛がってくれると僕は思うよ。君はより大きな自転車に乗る準備は出来ていると、僕は思う、ナミコ。今度の日曜日にそれを買いに行こう。
いつも君のことが大好きです。
お父さんより。
Namiko: (泣く)
Mother: ナミコ、どうしてあなた泣いているの?。
N: わたし知りたくなかったことがわかったから!。
M: 私たちがサンタさんだって分かって、ショックだった?。
N: うん、わたしびっくりした。でも、うれしかったのもある。お母さんとお父さんはいつもわたしのゆめをかなえてくれてた。
M: お父さんにその事を言ってあげてね。彼はきっと、あなた以上に泣いてしまうわ。