Narration: クマという名の男と彼の友人が神社の近くで話をしています。
Friend: おい、クマ。俺はこないだもここに居たんだけれど、ぼた餅が道の真ん中に落ちているのを見たんだよ。
Kuma: お前ついてるな!。
Friend: うん。それは本当に美味そうに見えてさ。だからそれを食べるために拾ったんだが、実際にはそれは馬の糞だったんだ。
Kuma: わあ、そりゃだめだな!。
Friend: 俺は狐が俺をからかったんだと思うんだよ。あいつらはいつでもそんな事をする。
Narration: 数日後、クマは再びその神社の近くを歩きます。彼は樹の陰に狐がいるのを見ます。次の瞬間、狐は女に化けます。
Kuma: 狐っ!。俺は騙されたくないから、女が俺を騙す前に俺が女を騙してやるぞ!。
Narration: クマは女に化けた狐に話しかけに行きます。彼は古くからの友人のように振る舞います。
Kuma: よお!、俺だ、クマだよ。小学校の時の。
Fox: あら、クマちゃん!。お久しぶりね!。一緒にお昼ご飯たべない?。
Kuma: そりゃいいね!。
Narration: クマと女に化けた狐は天ぷら屋に向かいます。彼らは沢山飲んで、沢山食べます。すぐに、女は眠りに落ちます。クマはそこの店の者に話します。
Kuma: すみません。私の友人の目が覚めたら、彼女にお勘定をさせてください。私は出ますので、では!。
Narration: 約1時間後…。
Fox: (あくび)私、よく寝たな。彼は何処だろう?。
Server: あなた様のご友人は1時間ほど前にお帰りになられましたよ。それで、お勘定を今頂けませんかね?。
Fox: はあっ?。どう言う意味でしょう?。
Server: 旦那様はあなた様が払うだろうと仰っていました。
Fox: なんですか?!。彼がそう言った?!。
Narration: 女は狐に戻ってしまうほどに怒りました。店内の人々は彼らの下駄を彼女に向かって投げつけます。狐は怪我をしましたが、やっと家に帰ります。クマの家にて、クマは彼の友人にその狐の話をしています。友人は言います。
Friend: ああ、クマよ。狐に悪い事をしたら、彼女はお前にも何か悪さをするだろうよ。
Kuma: ほんとうかい?。
Friend: そうだよ。お前は彼女にお前が悪かったと謝りにいった方がいい。手土産も持ってな。
Kuma: ああ、わかった。
Narration: 明くる日、クマはぼた餅を買って神社に戻ります。彼は狐の子供に出会い、彼に話しかけます。
Kuma: よお!。俺はこないだお前の母さんに会ったとおもうんだが。俺は彼女に悪い事をしてしまって、とても反省しているんだ。俺はいくらかぼた餅を買ってきた。お前の母さんとこれを味わってくれよ。
Baby Fox: ありがとう!。
Narration: 子狐は彼の母親のところに向かいます。
Baby Fox: おかあさん!。おもてで男のひとに今あったの。男のひとはこないだの事をとても悪いと思っていると言ってた。
Fox: なんですって?!。彼が此処に、来た?。あーぐっ。
Baby Fox: 男のひとはわたしたちにぼた餅をくれたよ。(包みを開く)おお、これはとても美味しそうに見える!。一つ食べてもいい?。
Fox: だめ、だめよ。わたしの大切な仔。彼は悪い奴だ。そのぼた餅は、馬の糞かもしれない!。