エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「The Magic Mirror」(2021 年 3 月 放送)

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Narration: 小さな村にショースケと言う名の、良い人柄の男が彼の妻と共に住んでいました。ある日、その村の村長がショースケに言います。

Leader: ショースケさん、あなたはご両親のお墓を18年の間管理している。あなたは良い息子さんなので、我々はあなたに贈り物をあげたいと思う。

Shosuke: 大変ありがたく思います。しかし、わたしはそれは至って普通のこととして行ってきました。贈り物は必要ありません。

L: わかります。しかし、我々はほんとうにあなたに、贈り物をあげたいんだよ。なんでもいい。

S: それなら、わかりました。私は18年間、父親には会っておりません。だから、私は彼にもう一度会いたいです。

L: うむ…。わかりました。

N: 村長は考えに考えます。そのとき、彼は思い出します。ショースケが彼の父親の面影にまるでそっくりだと言うことを。そして、一つの思いつきを得ます。

L: よしおもいついた!。私はショースケさんに鏡を贈り、それを覗き込むように言おう。彼は以前に鏡を見たことがあると、私は思わない。だから、これは上手く行くだろう!。

N: 次の日、ショースケは村長から鏡を受け取ります。彼はそれを覗き込み、驚きます。

S: 父さん!、僕だよ、ショースケだ!。僕はあなたにあえて、とても嬉しいよ!。

N: ショースケは、彼が自分自身を見ていることを分かりません。村長は彼に言います…。

L: あなたはそれをお家まで持ち帰っていい。ただし、それは隠しておかないとなりませんよ。

N: ショースケは彼の寝室にある大きな箱に鏡を入れる。彼はそれに毎朝話しかけます。

S: おはよう、父さん。僕は仕事に行ってくるよ。

N: ショースケの妻、ミツは、彼の夫が、輝いた何かにしばしば内緒に話しかけていることに気が付きます。

Mitsu: 私の夫はおかしなことをしている…。

N: そうして、ミツは箱を開き、鏡を覗き込みます。彼女は女性の顔をみて、驚きます。

M: あっ!。そうか、おまえはショースケの愛人でしょう!。おまえは、不細工だ!。どっかへ行け!。

N: ミツもまた、過去に一度も鏡を見たことはありません。だから、彼女は彼女が自分自身の顔を見ているとは分かりません。ミツは泣き、鏡を箱の中に戻します。その夜、ショースケが仕事から戻った時、彼に駆け寄ります。

M: あなたは悪い夫だ!。私はあなたに愛人がいるなんて、信じられない!。

S: 愛人?。お前はなんの話をしているんだい?。

M: あなたはきらきらした物の中にいる女性にいつも話しかけている。

S: きらきらした物…。おまえは私の箱の中を見たんだ。はん!、私は女性とは話していないよ。私は自分の父親と話をしている。

M: あなたのお父さん?。

S: そうだよ。もしお前が私を信じることができないのなら、それを見せよう。

N: ショースケは箱の外に鏡を取り出し、ミツにそれを差し出します。

S: 私たちは一緒にこれを覗き込むよ。おまえは私の父親を見るだろう。

N: ショースケは鏡を裏返し、彼らはそれを一緒に覗き込む。

S: はっ?!ミツ?。どうしてお前がこの中に、わたしの父親と一緒に居るのだ?。

 

「Yotaro and His Pumpkins」(2021 年 3 月 放送)

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Narration: ヨタロウは20歳です。彼はさほど賢くなく、無職です。彼の伯父は彼のことを心配しています。

Uncle: ヨタロウ、私はお前に南瓜売りの仕事を与えようと思う。

Yotaro: 南瓜?、良いですよ。

N: 伯父はヨタロウに南瓜でいっぱいの箱を与えます。

U: よし、ヨタロウ。南瓜はそれぞれひとつに50円かかっている、これをそれぞれひとつ100円で売りたい。忘れるなよ、おまえはそれぞれの南瓜を売る際には、50円を足す必要がある。理解できたか?。

Y: もちろんです!。ありがとう、伯父さん!。

N: ヨタロウは南瓜を持ち、道端にそれを売りに出かけます。彼は近くを通り過ぎる人を見て、大きな声で言います。

Y: おーい!。南瓜!南瓜!。

Man: おい、おまえ!。お前は俺が南瓜みたいだと言っているのか?。

Y: 違います、旦那。私には旦那は、芋の様に見えますが?。

M: なんだと?!。お前は失礼なやつだな!。

Y: まあとにかく、私は南瓜を売っているのです。一ついかがですか?。

M: いらない!。

Y: 私の南瓜はおいしいですよ。一つ買ってみてください。

M: あーあ。わかったよ。私の妻が南瓜を好きでね。一つもらおう。いくらだい?。

Y: これは50円です。

M: それは安いな!。ありがとう。

N: ヨタロウは彼の南瓜を50円で売り続けます。そうしてその日の終わり、彼の南瓜は全て売れました。ヨタロウは彼の伯父の家に帰ります。

Y: 戻りました!。

U: それで、ヨタロウ。お前の南瓜は売れたかい?。

Y: はい!。それぞれ50円で全て売りました!。

U: なんだと?!。私はそれぞれ100円で売るようにお前に言ったんだ。南瓜はそれぞれに50円かかっている。だからもしお前が100円で売れば、残りの50円がお前の物になるだろう。

Y: 私の物になる?。

U: そうだよ。そのお金を使って、自分に食べさせることができるよ。

Y: 私に食べさせる?。食事、って意味ですか?。ああ、私は食べるときにはいつもお箸を使っていますから、お金は使わないですね…。

U: ちがうちがう!。私の言いたいことはそうではない。(ためいき)とにかく、他にもっと南瓜があるから、100円でそれらを売りに行きなさい。

Y: はい、伯父さん。

N: そうして、ヨタロウは彼の南瓜を道端に売りに出かけます。すぐに、同じ男が彼の前に立ち止まります。

M: あんたの南瓜、良かったよ!。もう一つくれないか?。

Y: ああ、これはまたどうも、旦那!。これは100円になります。

M: 100円?。でもこないだは50円だったじゃないか。

Y: そうです、わかってます。でも、その余分な50円で食事を買うことができると分かったところなんです。

M: わかった。そういうことなら、一つ南瓜をもらうよ。

N: ヨタロウは大体一時間くらいの間に彼の全ての南瓜を売り、彼の伯父の家に戻ります。

U: ごくろうさま、ヨタロウ。今はそのお金を得ることができるし、それで食べ物を買えるだろう。

Y: すでに済みました。私は芋に似た、人柄の良い方から南瓜を買いました。

U: そうかい?。

Y: はいそうなんです。彼は私から南瓜を買い、そうして私にそれをたったの150円で売ってくれました!。

 

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