Ben: おい、アキト。ショーの前に、もう一度最後に練習しよう。
Akito: そうだね。(ごほん)ハッロー、エブリワン!。僕は…アキト、そしてこちらはベン。
B: だいじょうぶか?。10分以内には始まるぞ。
A: うーん…。トイレに行かないと…。
B: でも、さっき行っただろ!。
A: 僕が?もう一回行かないと…。
Narration(B): ぼくはベン。今日、アキトとぼくは東京都の浅草にいる。浅草には有名なお寺や商店街があり、大きな観光地だ。そしてまた、芸能の場所でもある。落語を楽しむことが出来るし、映画やお芝居も観れるし、コンサートを聴きに行くこともできる。
A: ベン。君が初めにジャグリングをやるかい?。それとも僕が初めにしたほうがいいかな?。
B: いつものぼくらのやりかたでやろうよ。
N(B): きょうは、ぼくらは東洋館とよばれる劇場でパフォーマンスを行う。アキトの友達がぼくらに舞台に立つことを頼んだんだ。かつては男性が女性のダンスを観るところだった。今日では、漫才、手品、そしてジャグリングを含んだ違う種類のショーも観られる。アキトはとても緊張しているように見える。彼はトイレに行き続けている。
A: 僕がジャグリングボールを落とさないことを願うよ。
B: もし落としても、問題ない。僕らはお互いにフォローすることができる。それは、いつも通りの事だよ。
A: でも、今回は違うぞ!。芸能業界から多くの人が、このショーを観に来ている。
B: それがどうした?。
A: それがどうした、だと?!。これはA&Bの成否を分ける分岐点かもしれないんだぞ。ああ、物凄いプレッシャーだよ!。
B: (ためいき)アキト、落ち着け。そして、僕らの日本巡りの旅のことを思い出せ。僕らはどんなことをしてきたかな。
A: うん。僕らはたくさん食べた。熊本ではラーメンを食べた。宮崎ではチキン南蛮。大阪では串カツ…。で、奈良では君は鹿煎餅を食べそうになっていたね。
B: そして、君はワンコそばを100杯食べたな!。
A: 食べた!。そして、北海道では君はカヌーを僕に漕がせた。そして、種子島に行った時には、君は飲み過ぎてフェリーで寝てしまった…。
B: おい!。僕の失敗の話ばかりするなよ。僕らは沢山の日本文化についても、学んだ。僕らは雲の中のクールなお城を見た。音楽に合わせて踊りながらうどんを作った。そして、温泉のお湯のかき混ぜ方を憶えた。
A: ああ、そうだね。僕らはナマハゲに成ったし。あれはおもしろかったよ。
B: 僕らは僕らの芸を少しずつ、変えてきた。道中に学んだことを足して行きながら。皆んなは僕らの芸を楽しんでくれていたよ。
A: うん、そうだね。
B: この劇場にて、僕らはステージに立つ。しかし僕らは僕らのいつもの芸のように演るだけだ。観客は僕らを楽しんでくれるだろう。僕らは立派にできるよ!。
Theater Staff: A&Bさん?。あなたたちは3分間のパフォーマンスを行います。
B: おい、アキト。日本を離れて世界中の人々に向けてパフォーマンスするという考えについて君は、どう思うかい?。
A: ワオ!。それはぼくらにとって、大きなステップになるだろうね。
B: 僕らはそれを直ぐに決める必要は無い、が。
A: それはいいアイデアだと思うよ!。このショーが終わった後にそのことについて話そうぜ?。
B: 勿論だ!。よし、時間だ。
A: 観客の皆に、A&Bの度肝を抜くパフォーマンスを観せてやろうぜ!。
(拍手と声援)
おしまい。