Narration (Marie): 親愛なる日記さんへ。きょうは少しさむかったです。だから温かいミルクを飲むことにした。わたしはステンレス製のカップにミルクをそそいで、それを電子レンジの中にいれました。そしたらそのときお母さんが言うのが聞こえた…。
Mother: マリー、だめよ!。金属のカップは電子レンジの中には入れられないの!。
Marie: どうして?。
Mo: ダメだからよ。いつものカップを使えばいいの。
N (M): わたしはお母さんのこたえにはまんぞくできなかった。それはまったく本当のこたえになっていなかった。わたしはお母さんにしつもんをつづけた。でも、お母さんは朝のおしごとでいそがしかった。だから、わたしはちかくの電器屋さんにいくことにした。
(店内)
Mar: ごめんください!。
Manager: ああ、いらっしゃい、マリーさん。おかあさんが何か必要なのかな?。
Mar: ちがうんです。わたししつもんがあるだけなんです。どうして、金属のカップを電子レンジのなかに入れてはいけないんですか?。
Man: ふむ。まず初めに、君に聞かせて貰えるかな。どう言う時に電子レンジは使いますか、マリーさん?。
Mar: わたしは、たべものや飲みものを温めるときにつかいます!。
Man: そうか、そうだね。電子レンジを使った時、どうして温度を得るのか、分かりますか?。
Mar: わかりません。わたしそれについて考えたことなかった。
Man: 知ってるかな。食べ物の中には多くの水分が含まれています。食べ物に含まれる水を見ることは出来ないけれど、でも含まれているんです。電子レンジの中に食べ物を入れた時、マイクロ波と呼ばれる物が、食べ物の中の水分にぶつかります。
Mar: マイクロ波、ってなんですか?。
Man: それは、電磁波の一種なんです、マリーさん。
Mar: それを聞いて、おしえてくれたことよりもさらにもっと質問があるよ!。
Man: ははは。電磁波は目には見えません。しかし、我々の生活の何処にでも利用されています。例えば知ってるかな、ワイアレスのイアホンは電磁波を利用しています。マイクロ波は電磁波の一種なんです。それらは水分を温めるのにちょうど良いんです。だから、食べ物や飲み物は温かくなるんです。
Mar: そうかあ。それでどうして、電子レンジに金属のカップをいれてはいけないんですか?。
Man: ああ、うんうん。その質問でした。私は食べ物や飲み物の中には水分が含まれているといいましたね?。しかし、金属の内部には水分は含まれない。そうして、マイクロ波が金属に当たった時、マイクロ波は他の物を動かすんです。それらは、電子と呼ばれる物です。そして電子がたまに、金属から飛び出してしまいます!。
Mar: 電子のジャンプ?。
Man: 電子が飛び出した時、それは花火のように成ります。
Mar: 花火ですか?。きれいそう!。
Man: でもね、電子レンジの中に沢山の花火がある事を考えてみて。
Mar: とってもきれいそうだけれど、それはあぶないかもしれない。
Man: そうですね。もし電子レンジの中に油滴やパンのかけらが在ったとしたら、発火しますよ!。
Mar: わあ、だめだ!。
Man: 取扱説明書を読むと「金属製の食器やカップを使用しないでください。」と書いてあるはずです。マリーさん、あなたの質問に私は答えが出せたかな?。
Mar: はい。たいへんありがとうございました!。
N (M): それでこれからは、ミルクをあたためる時にはわたしはいつものカップを使うことにした。じつをいうとどっちみち、そのステンレスのカップはあんまりかわいくないし。