エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「How Do Airplanes Make Clouds?」(2021 年 11 月)

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Narration (Marie): 親愛なる日記さんへ。きょう学校へのとちゅうで、わたしは飛行機のうしろに雲をみました。わたしの友達のハルトとわたしはそれをとってもかっこいいなと思いました!。そうして、わたしはそれはどうやって作られるんだろうと不思議になりました。

Marie: ハルト、あの雲なにでできているのか、あなた知ってる?。

Haruto: マシュマロかな?。わからないや。もしかすると飛行機が雲発生装置を搭載しているのかもね!。

M: 装置なの?。あなたのおとうさんに聞いてみるのはどう?。おとうさんのお仕事は飛行機の整備士さん、だよね?。

H: そうだよ。僕のお父さんは飛行機のことはなんでも知っているんだ。あした僕のうちにおいでよ、お父さんに聞いてみよう。

(ハルトの家にて)

Haruto's Father: ようこそ我が家へ、マリーちゃん。僕への質問が有るって、ハルトから聞いたよ。

M: そうなんです、おじさん。飛行機はどうやって雲をつくるんですか?。

H F: 航空機の背後の雲は、コントレイル、ヴェイパートレイルと呼ばれているよ。でも先に僕に質問させてくれるかな。君は雲が何から出来ているのか知っているかな?。

M: わかりません。

H F: 質問を変えようか。寒い冬の日に、君の息が雲のように白くなるのを見たことはあるかい?。

M: はい、あります!。

H F: その現象は暑い夏の日には発生するかな?。

M: いいえ…。どうしてだろう?。ああ、わかった。気温がちがう。

H F: そうだね!。知ってるよね、私たちの身体の温度は大体36℃くらいだ。だから、私たちの息は大体その位の温度。普段は私たちは自分の息の中にある水分を見ることは無いね、それは息の中に在るんだけれど。私たちの暖かい息が冷たい空気に触れた時、私たちの息は急激に冷却される。それが、私たちが見ることの出来るとても小さな水滴の状態に変化するんだ。

M: そういうわけで、わたしたちの息は雲みたいにみえるんだね!。

H F: 航空機由来の雲は同じ物だよ。君は地上から遥か上空の空気はとても、とっても冷たいと言うことを知ってるかな?。

H: お父さん、テレビで見たエベレスト山に登る人たちはとっても暖かい服を着ていた!。

H F: そうそう、ハルト。エベレスト山は標高約 8,800 メートルある。そして、航空機の多くは約 10,000 メートルを飛行しているんだ。そこの気温は大体マイナス50℃くらいなんだよ。

M: それはほんとうに寒い!。

H F: 航空機のエンジンから排出される空気はとても熱い。だから、その中の水分はそれがエンジンを離れる時に雲に変わるんだ。

H: それじゃあ、飛行機は雲を作る装置をもってないんだね。

H F: ああ、僕はある意味では、航空機は雲発生装置みたいな物を持っている、ということも思うな。もし、航空機が二つのエンジンを持っているならば君たちは二本の雲の線を見るだろうね。

Marie & Haruto: わあ。

H F: これで理解できたかな、マリーちゃん?。

M: はい、わかりました。ありがとう、おじさん!。

H: じゃあゲームしようよ!。

M: ごめんね、ありがとう。わたし家にかえります。まなんだ全てのことをわたしの日記に書くつもりです。またあしたね、ハルト!。

H: マリー?。まって!。僕、君の大好きなチョコレート買ったんだよ!。

H F: ははは、ハルト。またの機会かな。

N(M): わたしはハルトのおとうさんとお話しできてとてもたのしかった。冬がまちきれない。その時にはわたしの息が雲になるのを見ることができる!。

 

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