Narration (Marie): 親愛なる日記さんへ。わたしたちは今日、学校の遠足で動物園にいきました。シマウマは草をたべていたし、ライオンは寝ていました。そのとき気がつきました!。動物たちの目のある場所がちがう。シマウマは顔の横がわに目がついているし、でもライオンの目はまんまえにある。わたしは飼育員さんにそのことを聞いてみることにしました。
Marie: こんにちは、わたしマリーって言います。飼育員さんですか?。
Zookeeper: はい、そうです。
M: よかった!。しつもんしてもいいですか?。
Z: うん、いいよ。どんな事?。
M: ライオンは顔のまえに目がある。どうしてシマウマはそれが横についているんですか?。
Z: 君はとてもいい目をしてるね、マリーちゃん!。僕は一つ聞きたいことがあるな。ライオンが野生の状態で何を食べているか、君は知ってるかな?。
M: ライオンはほかの動物をたべます。
Z: そうだね。彼らはハンターだ。ライオンは前方に目を持っているから、上手な狩人になれるんだよ。
M: どういういみですか?。
Z: 前に目を持つ動物達は物を3次元で見ることができるんだよ。
M: それは3Dのことですか?。
Z: そうそう。もし君が3Dで物を認識できるということは、君は物の間の距離が測れるということを意味する。人間も前に目を持っているね。君の目を試してみよう!。顔の前に一本、指を持ってきて、左目を閉じてみようか。指は見えるかな?。
M: うん、みえる!。
Z: それじゃあ、君の左目を開けて、右目を閉じてみようか。
M: あれ?。指はみえるけれど、ちょっと位置がずれたようにおもいます。
Z: 僕らはみんなそんな風に認識する。僕らの左目と右目は数センチお互いに離れている。そうして違う場所から見ることで、二つの画像を作り出す。その二つの画像は僕たちの脳におくられて一緒に合わさって3Dの画像になるんだよ。3Dだったら僕たちの脳は、物の間の距離を測れるんだよ。
M: わあ!。わたしそんなことしらなかった。ちょっとまってください、それならシマウマはライオンが近づいたときそれが分からないかもしれませんね。それはかわいそうに思います。
Z: 君は優しい子だね、マリーちゃん。シマウマは距離はうまく測ることはできないけれど、彼らの目は横について居るから、ライオンよりももっと良く物を見ることができるよ。
M: どうやって?。
Z: もうひとつ試してみようか。君の指を一本、右耳の隣に立ててみて。
M: わかりました。
Z: 真っ直ぐ前を見続けてね。君の指は見えるかな?。
M: すこーし…。
Z: じゃあ、その指を耳の後ろに移してみて。それはまだ見えるかな?。
M: ぜんぜんみえない!。
Z: 僕らは見ることができないけれど、シマウマならそれが出来るよ。
M: あー、わたしわかった!。シマウマたちはわたしたちよりも良くものを見るために、目が横についているんだ!。
Z: 君は物分かりがいいなあ!。シマウマはライオンよりも物が良く見えるから、ライオンが近づいてくる前に逃げることが出来るんだよ。
M: それじゃあ、ライオンはじょうずなハンターになるために目が前についているし、シマウマはうまく逃げるために横に目がついているっていうことですね!。ありがとうございました!。
N(M): わたしの横にも目がついていないっていうのは、ざんねんだなあ。わたしも逃げることができたらなあ、アレから…。
Mother: マリー。あなたさがしてたのよ!。おふろ洗ってちょうだい?。
Ma: (ためいき)はーい、おかあさん…。