Narration: シンジとオツユは恋仲にあります。しかし、彼らの家はとても離れていたので、彼らはお互い頻繁に会うことができません。ある日、シンジはオツユが亡くなったことを聞きます。彼女は、シンジのことが好き過ぎて死んだのです。シンジはとても、とても悲しくなりました。そうして、ある夜…。
Shinji: あれは下駄の音か?。今は深夜だよ。誰だい?。
Narration: シンジは表を見て驚きます。
Shinji: オツユ!。ここで何をしているんだい?。俺はお前は死んだと思っていたよ!。
Otsuyu: ああ、シンジ、私貴方がとても恋しい!。みて!、私、死んでいないの。私、私の街からはるばる貴方に会いにくるために歩いてきたの。
Shinji: 俺はとても嬉しい!。おはいり。
Narration: その後、オツユはシンジを毎晩訪ねます。ある夜、シンジの近所の者、トモゾウがシンジとオツユが一緒のところを見ます。
Tomozo: はっ?。あの女は白装束だ。それに、足が無いよ!。
Narration: 次の朝、トモゾウはシンジの家に向かいます。
Tomozo: シンジ、俺は昨晩お前が女と一緒のところをみたぞ…。俺が思うに、彼女は幽霊だよ!。
Shinji: 彼女は幽霊じゃない!。彼女は俺の恋人だよ。
Tomozo: うーん、シンジ。お前はとても痩せてるし、お前の顔は幽霊のように白いぞ。お寺の御住職に会いに行くべきだ。彼はお前を助けてくれるよ。
Narration: 寺にて、歳を重ねた僧侶がシンジをみて言います。
Monk: もしお前がその幽霊に逢い続けたなら、お前はより悪くなり死ぬぞ。
Shinji: 私は彼女を愛しています。しかし、死にたくは無い!。どうしたらいいのか、教えてください!。
Monk: よし。このお札、安全のお守り、をお前の家の扉と窓に貼り付けるのだ。それらは幽霊が中に入り込むのを防いでくれる。
Narration: シンジはオツユに再び会うことを止めることを決めます。そして、彼は家に帰りそのお守りを全ての扉と窓に貼ります。その夜、オツユはシンジの家に再び現れます。
Otsuyu: なにが起こっているの?。私は中に入れない。シンジ、私を中に入れてよ!。
Shinji: でていけ!。
Otsuyu: ああ!。彼は私のことをもう愛していないのか。私はとても悲しい。
Narration: オツユはその夜はその家を去ります。次の日、彼女はシンジの近所のトモゾウを訪ねます。
Otsuyu: 今晩は、トモゾウ。
Tomozo: ああ、今晩は。俺になにか用かい?。
Otsuyu: 私、シンジの家に入れないの、あのお札のせいで。あなた、あれを私のために取ってくれない?。
Tomozo: できるよ。でも、俺に約束してくれ。シンジを悪くしないって。
Otsuyu: しないわよ。私は彼を愛しているもの。私、彼にさようならと言いたいだけ。
Tomozo: わかった。
Narration: その夜、トモゾウはシンジの家に向かい、彼の寝室の窓からお札を剥がします。その夜遅く…。
Otsuyu: シンジ、シンジ。私です。
Shinji: オツユ!。
Narration: 次の朝、シンジは彼の布団の中発見されます。彼は二度と目覚めることはありません。