エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Customs」(2024 年 3 月)

 

Sasaki: タカシ、もう帰っていいよ。僕がここを引き継ぐから。

Takashi: ありがとうございます、ササキさん。このご婦人の荷物の検査を終わらせてから帰ります。

Sasaki: ああ、僕が君の代わりにそれをやるよ。

Takashi: いいえ、私がやります。貴女のスーツケースを開いていただけますか?。

Yuka: なぜ私にそんな事をさせるのですか?。

Takashi: それが税関職員である私どもの仕事です。私たちは人々が法に背いた持ち物を日本に持ち込まない事を確実なものにしています。ですから、話すのをやめ、貴女のスーツケースを開けて頂けませんか?。

Yuka: いやです。

Takashi: 私は貴女のスーツケースを開けろと、言いました!。

Sasaki: タカシ、落ち着け。

Takashi: ササキさんはわかっていないですよ…。

Sasaki: そんなに感情的になってはいけない。私たちはいつでも落ち着いていなければいけない。私に彼女と話をさせなさい。貴女のパスポートを拝見する事はできますか?。ありがとうございます。ああ、あなたは韓国からお戻りになられたと。渡航の目的は何でしたか?。

Yuka: 観光です。

Takashi: それは嘘だろう!。

Yuka: なぜ、私が嘘をつくの?。

Sasaki: タカシ、市民の皆さんに対しての口の利き方に気をつけなさい。なぜ我々が彼女の荷物を検査しなければならないのだと、君は思うんだ?。

Takashi: 彼女は私をみた際に、私の目を直視しなかったからです。

Sasaki: ああ、それは怪しいな。

Takashi: 荷物に物を隠している人物は、まさにそのように振舞います。

Yuka: 私のスーツケースの中に何も悪いものは持っていないって、私あなたに言いましたよ!。

Takashi: もし貴女が隠すものを持たないのだとしたら、貴女のスーツケースを開けることには問題がないでしょう。

Yuka: 担当官さん、彼を止めてくれませんか?。

Sasaki: タカシは優秀な税管吏員です。もし彼が貴女のスーツケースを検査すべきだと言うのならば、我々はそうするでしょう。

Yuka: でも、私何もいけないものは持っていません!。

Takashi: 彼氏がいるのに男と一緒に旅行に行くことは、いけないことだ!。

Sasaki: 彼氏、と言ったのか?。

Takashi: 僕は全て分かっている!。君は韓国に男と行ったことを知っている。

Sasaki: タカシ、お前は何について話をしているんだ?。

Yuka: 私は親友のモエと韓国に行ったの。私たちは韓国料理を食べて、人気アイドルグループのライブをみたのよ。こないだあなたに言ったよ!。

Takashi: それは、嘘だ!。

Yuka: 嘘じゃないよ!。

Sasaki: 君たちはお互いに知り合いかい?。

Takashi: この人は僕の彼女、ユカです。

Sasaki: お前の彼女?。

Yuka: わたしが嘘をついているとタカシが考えているというだけの理由で、彼女の荷物を検査することはできないと、タカシに言ってもらえませんか?。

Takashi: 君には残念だけれど、ユカ、ササキさんは僕の側だぞ、ですよね?。

Sasaki: あああ…。私はユカさんが正しいと思う。

Takashi: なんです?。彼女を行かせるつもりですか?。彼女は何かを隠しているかもしれない!。君のスーツケースを開けるだけだ、ユカ!。

Sasaki: タカシ、自分自身を御せ!。ユカさん、もし君にとってそれが問題ないのなら、君のスーツケースを開示して頂けませんか?。もし君が隠すものを持っていないのだとしたら、開けることは問題がない、ですよね?。

Yuka: いいですよ。そうします。

Sasaki: ありがとうございます。そして、タカシ、お前の見たくないものが見つかったとしても怒りを抑えるんだ、いいな?。ユカさん、では開けてください。はっ?。わあ!。これはたくさんの…。

Takashi: 韓国のインスタントラーメン…それにこれは僕の好きなやつだし。

Yuka: わたし、このプレゼントでお家であなたを驚かせたかったのよ。

Takashi: ああ、ユカ…。

Yuka: タカシくんっ!。

Sasaki: タカシ、もう、おまえ家に帰れよ!。

 

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