Hiroto: アヤ、ここだよ!。
Aya: ごめんね遅れて、ヒロト。
Hiroto: 問題ないよ。僕も今着いたところだよ。これ、君に。
Aya: お花?。
Hiroto: 君の誕生日来週、だよね?。
Aya: そうよ。これはなんて素晴らしいサプライズなの。有難う。
Hiroto: どういたしまして!。僕らは幼稚園以来の知り合いだ。どうしたら君の誕生日を忘れることができるんだい?。行こうか!。
Aya: どこに?。
Hiroto: 君が観たがっていたミュージカルにだよ、アヤ。僕の友達がチケットを僕にくれたんだよ。ほら、ね?。
Aya: ほんとう?。
Hiroto: ミュージカルはすぐに始まるよ。だから、急がないと。
Aya: まって!。私にもサプライズがあるの。
Hiroto: 本当かい?。それは何だろう?。
Aya: 私、ずっと長い間これを貴方に言いたかったんだけれど…。
Hiroto: うん?。
Aya: 私、本当に好きな人が居るのよ。
Hiroto: はい?。
Aya: それで昨日、私彼に告白したの!。
Hiroto: 告白…。「彼」?。
Aya: あなたカザミ先輩知ってる、わよね?。それで、先輩が今や私の彼氏なの!。
Hiroto: おお…。
Aya: 私、先輩にあなたのこと話して、そしたら彼があなたとお話ししたいって言うの。彼があそこのカフェで待っているのよ。
Hiroto: おお。ううう…。またの機会にでも。うむむ…ほら、僕は君にチケットをあげるから、彼と一緒にミュージカルを見に行きなよ!。
Aya: でもヒロト、私、私たち3人は友達になれると思ったんだけど…。
Hiroto: 僕は君のサプライズに驚かされたよ。でも、君が幸せなら、僕は幸せだ。またね、アヤ!。
Aya: ヒロト?。どうしてあなた、泣いているの?。