エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Fish Finders」(2024 年 5 月)

 

 漁師たちは海中の魚をどのように見つけるのでしょうか?。その答えは魚群探知機です!。今日は私たちは、この重要な機器がどのように発明されたかを見ていきましょう。

 

 私たちの物語は 1943 年、長崎県の小さな漁村に始まります。その当時、漁師たちは魚を探す機器は持っていませんでした。彼らは彼らの経験と技能を頼りにしていました。古野清孝、と言う名の人物は考えました。

「漁業はギャンブルだ。海面から魚を見つけることができたなら、それは素晴らしいことだ。」

 

 そうして彼は魚を探査する物を開発することを決めました。それは新しい物でしたので、古野はどこから手をつけたらいいのか分かりませんでした。そのとき、彼は海軍が使用していた古い機器を見てみました。この機器は海底に超音波を送り出すものでした。浅い海では音波は速く戻ります。深い海では、それはより長い時間掛かります。古野はこのようにこの機器を利用して魚を見つけることができるだろうと考えました。しかし超音波は水を通り抜けるし、魚はその体内に水分を多く持つのでそれは上手く行かないだろうと、彼は言われました。

 その時、古野はあるベテランの漁師の言葉を思い出しました。

「泡を見たなら、魚が下に居る。」

 

 研究ののち、超音波が魚を見つけることができることが彼には分かりました。古野は一所懸命に働き、1947 年 4 月、彼の最初の探知機は完成しました。

 

 古野は彼の知る漁師に彼の探知機の試験への協力を頼みました。古野の弟、清賢が漁師たちと一緒に船に乗りました。数日が経ちましたが、機械は魚を見つけることができませんでした。そうしてある日、探知機が海中に何かいることを示しました。清賢は叫びました。

「魚だ!。」

 しかし漁師たちは言いました。

「ここには魚は居ない。」

「信じてください。やめないで。」

 漁師たちが網を引き上げた時、網は魚で一杯でした。魚群探知機はうまく働いたのです!。しかしながら、その機械が何かを示した次の機会、網は魚ではなくクラゲで一杯でした。漁師たちは怒り、清賢を海に放り投げました。

 

 古野兄弟は再び挑戦しました。1949 年 5 月、彼らは新しい機械を完成させました。それは古い探知機よりも 10 倍感度のいいセンサーを持っていました。再び、彼らは地元の漁師たちに彼らの機器を試験することを依頼しましたが、漁師たちはいいました。

「俺たちは機械を必要とはしない。」

 最終的にある船長が協力に同意しました。皆が、その船長の船はその地域で一番すくない漁獲量をあげていることを知っていました。超音波をより明瞭に受信するために清賢は機器をその船の船底に設置しました。しばらくの間、魚は見つかりませんでした。しかしその時、探知機が何かを示しました。清賢は心配になりました。もしそれが再びクラゲだったら、兄弟の夢は潰えます。あみが引き上げられました、そしてそれは魚で一杯でした。何日間も、彼らは誰よりも多くの魚を揚げました。

 

 この成功ののち、多くの漁師たちがこの機器を求めました。そしてそれは日本で、のちに他の国でも大きな成功を収めました。共に協力することで、その兄弟は世界を変える何かを創ることができました。

 

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