Ben: ももから赤ちゃんがうまれたって?。そんなばかな!。
Akito: うん、ただの物語さ。
B: で、彼は旅をした。イヌと、サルと…。
A: 雉。
B: ああ、鳥の。そして彼らみんなは鬼デーモンとのたたかいに行った。
A: 桃太郎は日本では本当に有名な物語だよ。殆どの人が知っていると思うよ。
B: マジで?。で、ももたろうのものがたりは岡山発祥なの?。
A: そう言われている。物語だけじゃないよ。倉敷市を歩けば沢山の桃太郎の銅像を見かけると思うよ。
Narration(Ben): ぼくはベン。アキトとぼくは今、岡山県の倉敷市へ行くとちゅうだ。電車のなかで、ぼくらはナオミという女の子としりあった。彼女は写真家で、日本中を旅行している、ぼくらみたいに。
Announcement: 次は〜、備中高梁〜。
Naomi: 私はここで降ります。この後も旅行を無事に楽しんでくださいね!。
B: まって。ここには観てたのしいものがなにかあるの?。
Nao: 備中松山城という有名なお城がありますよ。お山の頂上に在るんです。
B: どうしてゆうめいなの?。
Nao: うん、元のままの建物が現存する、日本で唯一の山頂にあるお城なんですよ。また、お城の下側に雲が在る時も偶にあるんです。それが起こる際には、お城はまるで浮いているように見えるんですよ。
B: ああ、おしろの下に雲の海が、みたいな。
Nao: そうそう。それは普段は夜明けに起こるんです。私は本当にその浮かぶお城の写真を撮りたくって。
B: それはとてもクール!。おい、アキト、ぼくも観たいよ…。
A: (ためいき)いいよ。鞄を持って。僕らも降りるよ。
B: はー?きみはぼくのこと、止めないの?。
A: ううん、ベン。僕には君を止めることは出来ないよ。行こう。
B: 最高!。
Nar(B): アキトとぼくは備中高梁駅で、ナオミと一緒におりた。
Nao: 雲の中のお城は、お天気の状態が良い時だけ観ることができるんですよ。
B: だいじょうぶ。ツキを感じる。ぼくらは雲の中のおしろを観られると思う。
Nao: よーし、ではここからタクシーに乗りましょう。
Nar(B): タクシーはぼくらを山のなかに運んだ。
Nao: 到着!。
B: 本当にここがおしろ?。なにもみえないよ。
Nao: もし私たちがお城に居たとしたら、お城の写真を撮れないじゃないですか!。ここには展望台があるんです。写真を撮るには完璧な場所なんです。
Nar(B): ぼくらは展望台に上がった。遠くにおしろを観ることができる。
A: それじゃあ、僕らはここで太陽が昇るまで待つのかな?。
Nao: その通りです。でも先ずは夕ご飯を食べましょう。
Nar(B): ぼくらは展望台をおりた。夕ご飯をたべたあとに、ぼくらはナオミとそのほかにいた写真家さんたちに大道芸を披露した。そして、ぼくらの道中のはなしをして、ぼくは眠りに落ちたのかもしれない、というのも次の瞬間に…。
A: ベン!。起きて!。眺めが素晴らしいよ!。
B: ながめ?はーっ?。
Nao: 私たちはとてもラッキーよ!。気象状態が完璧。
Nar(B): ぼくは雲の海と浮いているおしろを見た。とっても神秘的だ。まるで夢みたいだ。