猿が山路に沿って歩いて居ました。
「ああ、おなかがへった。たべものをみつけられるところはどこかな。」
猿は柿の種を見つけました。
「ただの種だ、でもとっておこう。」
猿は再び歩き始めました。
そのとき、猿は母蟹がおにぎりを運んでいるのを見ました。猿は思いました。
「あのおにぎりを、盗ろう!。」
猿は言いました。
「こんにちは、蟹さん。ぼくはほんとうにいいものを持っています。柿の種です。あなたがこれを地面に埋めれば、それは成長してたくさんの柿をあなたにもたらします。ぼくはこのすばらしい柿の種をあなたに渡すつもりです、そしてあなたはその小さなおにぎりをぼくに渡すことができます。」
母蟹は言いました。
「しかし、わたしにはお腹をへらした、わたしのことを待つ、たくさんの子供達がいます。わたしは急いで、このおにぎりを彼らに与えなければならないのです。」
猿は言いました。
「あなたたちがそのおにぎりを食べたのちには、あなたがたはなにも持たなくなります。しかし、この柿の種は違います。それは毎年、あなたがたに果実を与えます!。」
蟹はすこしのあいだそれについて考えを巡らしました。そうして、彼女は猿におにぎりを与え、柿の種を受け取りました。
彼女が家に帰った際、彼女は子供達と共に地面に種を植えました。彼らは種に水を与え、それに歌いかけました。
「かきのたね、かきのたね、はやくそだて、そうしないとぼくらのハサミでおまえをきるぞ。」
柿の種はこの歌を聴きました。種は切られたくは無いと思いましたので、すぐに成長を始めました。それは伸びに伸び、すぐに多くの果実を実らす大きな樹となりました。母蟹と彼女の子供達はほんとうに幸せを感じました。しかし、一つ問題がありました。蟹は樹の上に登ることが出来ませんでした。猿が路を降りてきたとき、彼らは柿を見上げて居ました。
「ぼくがきみたちのために、採るよ。」
そうして母蟹と彼女の子供達がしたで待って居る間、猿は樹を登り上りました。熟した柿もありました。それはオレンジ色をして甘い。そのほか熟して居ない柿もありました。それはまだ緑色でした。猿は甘い柿を採り、それを全部食べてしまいました。樹の下で、蟹達は激怒しました。そのとき猿は、蟹めがけて緑色の柿を投げました。母蟹は固い果実に当たり、怪我を受けました。子供達はとても悲しみ、友達に助けを求めに行きました。
彼らの友達、臼、蜂、胡桃、は猿の家に向かう事を決めました。猿は彼の家の中には居ませんでした。それで、彼らは猿を待ちました。臼は屋根に登りあがりました。蜂は水桶の蓋の下に待ちました。また、胡桃は囲炉裏の中で待ちました。
そのとき、猿が家に帰ってきました。
「さむいさむい!。」
猿は囲炉裏のちかくに手を暖めるためにその手を近づけました。そのとき…胡桃が炸裂し、猿の顔に当たりました。
「ああっ!、あう!、おお!。」
猿は、彼の顔を冷やすために水桶に急ぎました。そして蓋を開けたそのとき…蜂が飛び出し猿を刺しました。
「ああっ!、あう!、おお!。」
猿は急いでおもてへ出ました。そのとき…臼が屋根から飛び降りました。彼は猿の上に飛び乗りました!。
「ごめんなさい。わたしはにどと悪さはしません。」
猿は言いました。
そうして、猿はいつも良い猿となりました。いつのときでも!。