Akito: ベン、動くな。たらい舟が揺れてる。(船頭さんに向かって)すみません。僕らを岸に戻してくれませんか。
Woman: あらもう?。でもあなた方乗船したばかりですよ。船を漕いでみませんか?。
A: いいえ、大丈夫です。
B: ぼくはためしてみたい!。
A: そんなに突然に立ち上がるなよ、ベン。僕ら皆んな水のなかに落ちてしまうよ!。
W: 心配しないで。このたらい舟は、簡単にはひっくり返らないわ。
Narration(Ben): ぼくはベン。きょうはアキトとぼくは新潟県の佐渡島にいる。ただいま、有名な、たらい舟、に乗っている。のちほど、僕らは佐渡金山ゴールドマインを観に行くつもりだ。
W: この島には 6,000 万円の価値のある大きな金塊があると聞きますよ。
B: 6,000 万円?!。ワオ!。
N(B): これをきいて、アキトとぼくは金山へと急いだ。
A: あれが、道遊の割戸、だよ。佐渡金山のシンボルだね。
B: 誰かがまんなかを切り取ったように見えるね。
A: ほんとうだね。頂上から多くの金を掘りすぎて、ああ言う風になったそうだよ。
B: ああ、なるほど。アキト、道遊の割戸には二つの金鉱のトンネルが在ると書いてあるよ。
A: そうなんだよ。一つは江戸時代に、手で掘られたものだよ。
B: もう一つのトンネルについては?。
A: それは、明治時代に造られたものだよ。人々が金を掘るために使われて居た実際の機械を、トンネル内に見ることが出来るよ。
N(B): ぼくらは江戸時代のトンネルの中に向かう。そこは寒い。内部には人形が配置してあり、どのように人々が働いていたかを見ることができる。明治時代のトンネルでは僕らは、金山から金がどのように運び出されたかを見ることが出来る。
B: ぼくは、この金山は388年間掘り続けられたと聞いたよ。78tの金が発掘されたんだ。
A: うんうん。嘗て一時は、約10万人くらいの周りの国からの人々が、ここに住んでいたそうだよ。
B: ジャパニーズゴールドラッシュだったわけだ!。
A: そうなんだよ。この金鉱は1989年まで掘られて居たんだ。たった30年くらい前だね。
B: 信じられないな!。それでさ、ぼくらはあの船頭さんの女性が話していた大きな金塊をどこで見ることができるんだろうね?。
A: わからないかい、僕は彼女は冗談を言っただけだと思うな。
B: ああ、ほんとう?。ぼくはそれをみたかったなあ。
N(B): 次に、ぼくらは近くにある博物館に向かう。ぼくは金塊をみつけられなかったことにすこし残念さがあった、しかし…。
A: おい、ベン。見ろ!。
N(B): ぼくは見渡し、そして大きな金の延棒をみる。それは真ん中に穴の開いた透明なケースのなかにある。
A: あの穴を通して延棒を取り出すことを、君は試みることが出来るね。
B: ぼくにまかせろ!。
N(B): ぼくは試して試してみるのだが、金の延棒はとても重量がある。そして、穴はぼくの大きな手には小さすぎる。ぼくはそれを持ち上げることはできるのだけれど、穴を通して運びだすことが出来ない。
B: あきらめるよ!。これはとてもむづかしいよ!。
A: ベン、これはただの娯楽用だよ。代わりにすこしアイスクリームでも食べに行こうよ。それはとても特別なものなんだよ。
N(B): ぼくらは金の延棒を後にし、アイスクリームを買いにミュージアムショップに向かう。
B: このアイスクリーム、金のふりかけが乗っている!。
A: ベン、最後には君が金を得ることが出来て、僕は嬉しいよ!。