サェン バイノー！。こんにちは！。わたしはモンゴル国です！。わたしの名前を聞いた時、皆さんは何を思いますか？。わたしに当てさせてください。白いゲルのある、緑の草原？。人々は終わりのない青空の下、馬に乗っている？。相撲レスラー？。ああ、ジンギスカンも、かな？。
皆さんはわたしのことについて幾つかのことは知っているかもしれません。しかし、今日はわたしはもっとたくさんのことをお話しするつもりです。わたしの首都、ウランバートルのことは皆さん聞いたことがありますか？。それはゴビ砂漠の近くにあります。皆さんそれは世界で一番寒い首都だと言うことを知っていましたか？。平均気温は 1.3 ℃なんですが、冬の寒い日々には -40℃くらいになるんですよ。もし皆さん寒さが苦手なら、わたしを訪れる際には暖かい衣服を持ってくるのを覚えておいてくださいね！。
わたしは中国とロシアの間に位置しています。そして、わたしは日本よりも約４倍広いです。わたしの人口は約 300 万人。以前はほとんどの人々がゲルに暮らしながら遊牧をしていました。
わたしは色々な面で興味深いんですよ。しかし今日は、鷲の狩人のお話を皆さんにお話しさせてください。カザフ遊牧民はわたしの国の西側の地方、海抜 2,500 m というとても高い場所に暮らしています。彼らは鷲を用いた狩を行う最古の民族だと言われています。
歴史は 4,000 年戻ります！。彼らは、イヌワシを用いた狩で或る男が裕福になったときから、それが始まったのだと言います。それ以来、カザフ遊牧民はイヌワシは”富の神”と考えています。わかりますよね、わたしの国のいくらかの地方では、作物を育てるのが困難なのです。カザフ遊牧民はそれらの地域のうちの一つに暮らしています。ですから、彼らにとってお金を稼ぐのは難しいことなのです。
鷲の狩人は、今日では多くはありません。なぜなら、伝統的な方法で生活するカザフ遊牧民は少ないからです。
狩人は雌のイヌワシを用いて狩をします。雌のイヌワシは翼を広げたときには２メートルの幅があります。そして、重量は約６キログラムです。皆さんの国には鷹匠がいると聞きました。わたしたちのイヌワシは鷹よりも３倍くらい大きいんです。そして、時速 200 Km で飛ぶことができるんです。高速道路を行く自動車より速いですよ、わかりますよね！。
鷲はいつも同一の狩人とともに働きます。しかし、長年の狩ののちに、鷲は解放されます。狩人は鷲が、再び野生に暮らしていけるように放すのです。カザフ遊牧民は自然との良いバランスを保つことに気をつけています。
父親たちは彼らの息子たちに鷲を用いた狩の方法を授けます。一般的に、子は１３歳に、或いは彼が彼の腕に鷲を留めるのに充分な年齢に、彼の訓練を始めます。
鷲の狩人は高い山々の中、狐たちや兎たちの跡を追います。冬は狩の本格的な季節です。ああ、それと、少女が鷲の狩人になる訓練を始めたことをわたしは聞きましたよ。
わたしの国での生活は変化しています。わたしは皆さんがここへ来て、伝統的、且つ新しいモンゴルを体験してくれることを楽しみにしています！。
