エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Akiyoshido Cave」(2020 年 8 月 17 日 放送分)

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Ben: アキト、みて!、羊だよ!。

Akito: 羊?。

B: うん。100匹、いや、1000匹いるよ!。

A: ベン、よく見てみて。あれは羊じゃないよ。あれは石灰岩だね。

B: えっ?。

N(A): 僕はアキト。今日は僕らは山口県美祢市にいる。僕らは秋吉台への道中の途中だ。

A: これは日本にある最大のカルスト地帯だよ。

B: カルスト?。それはなんだい?。

A: それは石灰岩から成る地面がある地帯のことだよ。

B: ああ、石灰岩。洞窟みたいな。

A: そうそう。石灰岩は海に住んでいた動物の骨から作られている。この地帯はかつて海の一部だったんだよ。

B: 海?。

A: そうだよ。昔々、大地のプレートが動いて、この地面を押し上げたんだ。そうして、雨と風が石灰岩を削り出した。それには長い、長い年月がかかった。

B: きみは物知りだね。

A: 僕は小学校の遠足でここに来たんだよ。

B: おお、それはいいね。

A: そして、この地域の地面の下は日本で一番大きな石灰岩鍾乳洞のうちの一つなんだ。

B: 鍾乳洞?。いきたい!。

N(A): 僕らは中に入る。秋芳洞は全長約10kmある。そして、始めの一キロは公開されている。

B: この入り口は冒険映画の一シーンみたいに見えるよ。

A: 内部はさらにすごいよ!。(A&Bは中へ行く。)ここは青天井、”青の天井”、と呼ばれているよ。ここにはとても広い空間が在る。でも、空間は小さく、小さくなっているんだ。

B: あれをみてよ!。大きなお皿みたいだ。

A: これは百枚皿、”100枚のお皿”、と呼ばれているよ。

B: 自然がこれらを創った?。

A: そうだね。僕が思うに、100年はかかったと思うよ。

B: 信じられないことだ。

N(A): ベンと僕はさらに鍾乳洞の内部へ進む。僕らは二人とも自然の美に驚かされている。

B: うおわ!。これはなんだい?。

A: ベン、そんなに大きな声で話すなよ。ここには他の観光客の皆さんも居るんだよ。

B: ごめん。とても美しかったから…。

A: これは黄金柱、”金の柱”、と呼ばれている。秋芳洞のシンボルだよ。これは15メーターの高さがあって、4メーターの幅がある。

B: どのようにして創られたものなの?。

A: 鍾乳洞の天井から水が染み出して、壁面を伝って下に落ちる。その時に水に溶けた石灰岩がそこに留まって、出来上がったんだよ。

B: こんなにおおきくなるまでに、どのくらいの時間がかかったんだろうなあとぼくは思うよ。

A: 本当に長い時間だと言う事は確かだよ!。ああ、みて。隣の石灰岩のかたちは、”くらげの滝登り”、と呼ばれているよ。

B: わあ!。あれは本当にくらげのようだよ!。ぼくはその呼び方すきだな。かわいらしい。

A: わかるだろうけれど、専門家は未だこの鍾乳洞を探検している。人は鍾乳洞全体がどのようになっているかを、未だ知らないんだ。

B: そうなの?。

A: うん。専門家たちは今でも新しい領域を発見しているよ。

B: それが意味するのは、もっと興味深い石灰岩の形があるかもしれないって事だ!。

A: ほんとうだね。将来、僕らは面白い名前の新しいそれを見る事ができるかもしれない。

B: あるいは、ぼくらが新しいものをみつけて、ぼくら自身が名前をつけられるかもしれないよ。ぼくはハンサムな男性に見えるような形を発見して、それを… ”ベン” と名付けるよ!。

A: (ためいき)

 

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