エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「Delivery Service」(2020 年 11 月 放送)

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Masahiko: もしもし、山田と申します。1時間前にピザを注文したのですが、未だ届いていません。エッ…?ちがいます、私が頼んだのはラージのシーフードピザです。あ、はい、待ちます。あー、配達にたった今店を出たところですか?。ええ、もう少し待ちます。

Yoshio: マサヒコ、お店の言うことは信じられないな。僕らの注文を忘れていて、今から作り始めるんだと僕は思うよ。

M: 僕もそう思うよ、ヨシオ。

Y: そう言うわけで、ネットで注文しろって君に言ったんだよ。

M: でも住所やいろいろの情報を入力しないとならないんだよ。それは冗長だよ。

Y: マサヒコ!。何時代に生きてるんだよ?。現代の我々が持つ科学技術を使わないと!。だから君にはガールフレンドの一人も居ないんだよ。

M: そう言うわけじゃないだろう。

Y: いやいやそうだよ。僕らの仲間はみんなメールやSNSを使って女の子をデートに誘うだろ。

M: 面と向かってじゃなくて?。

Y: 古いよ。

M: まじで?。でもその方法で女の子たちはOKするの?。

Y: うんそうだよ。ラブレターだって、今ではオンラインで済ますよ。

M: ラブレターを?。

Y: もちろんだよ。君は幸運だね、違う?。君みたいな人種にとってはメールを用いることが一番いい手段だよ。

M: 僕みたいな?。どう言う意味だい?。

Y: 君は、君が好きな女の子の前では全然うまく喋れないだろう。立っているだけで、何を話すべきか分からない。

M: ぼ…ぼくはうん…。そうだねそれは正しい。

Y: 科学技術は君を助けてくれるよ。よしじゃあラブレターを今書こう!。君のスマホ貸して!。

M: なに?、いま?。

Y: そうだよ、今。君はモダンダンス部のスミレちゃんが好きだろう、違う?。

M: えっ?。ちがう、違う!。どうしてそう思うの?。

Y: 彼女と近くにすれ違うたびに、君は固まってる。まずはじめに、僕らは君を紹介する必要がある。こう言ったらいいよ。「僕はヤマダマサヒコです。僕はダサ手品クラブに入部しています。」

M: ヨシオ、手品はかっこいいじゃないか。それに僕は彼女にラブレターを送るつもりはない。彼女のメルアドも知らないし!。スマホ返してよ!。(ドアベルの鳴る音)はーい、どちら様でしょう?。

Delivery Person: ピザ屋です。

Y: ワオ。ピザ屋の言うことは本当だったか。電話した時にはちょうど店を出たところだったんだな。

M: そうだね。でも結構待ったなあ。ピザ屋さんに僕らは怒っていることを伝えるよ!。

Y: 落ち着けよ、マサヒコ!。

M: (ドアを開ける)ねえ、遅すぎだよ!。

D: 申し訳ありません。お店に対して、沢山の注文が重なったもので…。

M: スミレちゃん?

D: あら!、ヤマダ先輩!。

Y: これは面白い!。

M: ヨシオ、余計なこというなよ。スミレちゃん、どうしてここに?。

D: 私ピザ屋でバイトしてるんです…。

M: ああうん、そうだね。変なこと聞いちゃったよ。

Y: ちょっと聞いてもいいかな?。どうして君は彼の名前を知っているの?。

D: あー…私、手品ショーを学園祭でみたことがあってそれで…とてもかっこよかったので。

Y: まじで?。

M: ヨシオ!、シーっ!。

D: うーん…遅くなってごめんなさい、これ次回から使えるクーポンです。半額オフになります。

M: 全然問題ないよ。気にしないで。で、ピザはおいくらですか。

D: 2345円になります。

M: はい、ではこれで。

D: ありがとうございました。それで、ヤマダ先輩…メルアド交換してくれませんか?。

M: ワオ。

Y: 言っただろう、マサヒコ!。科学技術!。

 

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