Akito: すみません。写真をとるのに良い場所を知りませんか?。
Tourist: この庭園、全ての場所が綺麗ですよ。でも私がお勧めするのは、徽軫灯篭です。他に類を見ない形状で、とても可愛らしいです。
A: ありがとうございます。おーい、ベン。灯籠を見に行こうよ。
Ben: そうだね。
Narration(Ben): ぼくはベン。きょうは、アキトとぼくは石川県の兼六園にいる。兼六園は日本の最も美しい3つの庭園のうちの1つだ。ぼくはものを見て、自分のこころに記録するのが好きだ。そう言うわけでぼくはカメラを持たない。でもアキトはちがうように考えるんだよなあ…
A: ああ、あれだな。あれが徽軫灯篭だ。
B: 足が鳥の暢思骨みたいだ!。池を背後にみたら素晴らしいだろう。アキト、アキト!
A: なんだい?。
B: そんなに写真を多くとるなよ。このすばらしい景色を自分の眼で見るんだ。カメラのレンズ越しにではなくてさ。
A: いい写真を撮りたいんだよ。
B: (ためいき)カメラ越しにみると、細部に気がつかないよ、例えばあの松の木の枝とかさ。
Guide: あの木は唐崎松ですよ。
B: ああ、どうも!。あなたはこちらのガイドさんですか?。
G: そうですよ。あの木は冬にはまた全然違う見え方をするんですよ。この写真を見てください。
B: ワオ!。これらはテントですか?。冬祭りがここで開催されるのかな?。
G: いえいえ。それは雪吊りと呼ばれています。雪が降る際、木が倒れないよう縄が枝を支えているんです。雪はとても重いのでね!。
B: あー、なるほど。それは、とても芸術的にみえます。
G: もしあなたがよろしければ、ご案内しますよ。
B: それは大変すばらしい!。
G: あなたのお友達は、いっしょに来るのかな?。
B: うーん、彼は忙しそうですね。そういうわけで、我々は行きましょう。
N(B): ガイドさんは平らな石でできた橋を渡らせてくれた。そのとき、われわれはその根っこが地面から飛び出している巨大な松の木の近くを歩いた。また、ドラゴンの頭みたいに見える石も、見た。見えるものすべてが素晴らしい。カメラをもってこなかったのが、ほんとう残念だ。
G: 兼六園内の何処にでも在る何かに、あなたは気がつきましたか?。
B: 水の上に、多くの橋がありますね。
G: 正解です。沢山の橋がある、という事が意味するのは、たくさんの小川がある、という事です。これらの小川の水は約11キロメートル離れた河から流れてきています。その水は江戸時代に建造された運河を通って来ているんですよ。
B: 未だ同じ運河を利用しているんですか?。それは驚きだ!。
G: 兼六園のこの場所、とても特別な噴水があるんですよ。
B: どうして特別なんでしょうか?。
G: 日本に於いて最古の噴水だと言われています。またそれは、電気を一切使っていないんですよ。
B: それはとてもクールだ!。
A: おーい、ベン!。ここか。君が居なくなっちゃったなと思ったところだよ…。
B: うんうん。きみは写真を撮るのに忙しかったから。我々は噴水を見に行く途中なんだ。君もくる?。
A: もちろん!。
B: ああ、それで…ぼくのために噴水の写真撮ってくれないかな?。
A: 僕は君は写真が嫌いだと思って居たよ…でも、君のために撮るよ!。