エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「My Neighborhood」(2020年04月22日、04月29日放送分)

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Man: 綿飴だよ〜。だれか買わないかい?。あまいよ〜。しろくて柔らかい空に浮かぶ雲みたいだよ〜。ああ、ミドリ。仕事帰りかな?。僕らカラオケ大会を午後8時から始めるんだ。君も来て参加しなよ!。

Midori: いいえ。ありがとうね。

Ma: ああ、そんなに冷たくするなよ。毎年、その大会にはあまり参加するひとがいないんだよ。僕を助けてくれないか?。

Mi: 私、仕事で疲れているので。また今度にはね。

Ma: わかった…。煩わしてごめんね。

Narration(Midori): 年の今の時期、近所の男性が夏祭りのために集まる。彼らは屋台を設営し、お祭りを楽しむ。もしも私がこの通りをこのまま歩き降りていくと、また誰かが私に話しかけてくるかもしれない。私は話したい気分じゃない。だから、家まで違う道を取る。

Mi: (少年が泣いている)どうしたの?。

Boy: お母さんがいなくなっちゃったの!。

N(M): 少年は迷子だ。私は正直家に帰りたい。でも、道に小さな子を残していくことはできないな…。

Mi: 君のお母さんを探すの手伝うよ。最後にお母さんを見たのはいつ?。

B: わからない。

Mi: 君の名前は?。君、いくつ?。ああ、泣かないで…。よし、私に、君の為の綿飴買わせてね。

N(M): 私は少年の手を取り、綿飴の屋台に引き返す。

Ma: やあ、また、ミドリ!。気が変わった?。カラオケ大会に来るの?。

Mi: ごめんね、違うのよ。実は、この少年のお母さんを探しているの。彼は迷子なのよ。

Ma: ふむ。僕はこの子どこかで見たことがあると思うなあ。

Mi: 彼のことあなた知ってるの?。

Ma: この子は去年この街に引っ越してきて、食料品店の子と一緒の幼稚園に通っている、んだったと思うよ。

Mi: まあ、このご近所のたくさんの人をあなた知ってるのね。

Ma: ちょっとまって。友達に電話するよ。彼が助けてくれるかもしれない。

Mi: この人、あなたのお母さん探してくれるって!。

B: ありがとう。おねえさんこのへんにすんでるの?。

Mi: そうよ。生まれてからここにずっと住んでる。ここの多くの人を知っているわ。

B: でもぼくのこと知らなかった。

Mi: えっ?。

B: パン屋のコウスケしってる?。

Mi: パン屋?!。

B: 花屋さんのユカは?、クリーニング屋さんのシゲルは?。

Mi: うむむ…わからない。私知らないわ…誰も。

B: ほんとうにここに住んでる人?。

N(M): 少年の言葉は私を熟考させた。私が生まれてからここに住んでいると言うのは本当のことだ。しかし、わたしはここの人たちと長い間会話していない。それを改める時なのかもしれない。

Ma: おい、ミドリ!。その少年の母親、見つけたよ。彼女はあそこの、人混みの道で少年を探していたんだ。お母さんはすぐここに来るよ。

Mi: やった!。うーん、あなた、カラオケ大会は8時ちょうどからって、言ったわよね?。

Ma: そうだよ。どうして?。

Mi: わたし、行くわ。

Ma: ほんとう?。わあ、ありがとう!。おいみんな、聞いたか?。ミドリがカラオケ来るってよ!。

B: あ、みて!。おかあさんだよ。ありがとう、ミドリさん!。

Mi: ううん、どういたしまして。ありがとう!。

B: ありがとう?なにに?。

Mi: ここのみんながどんなに素晴らしいか、私に思い出させてくれたことに。

 

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