エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳

NHKのラジオ番組 enjoy simple english「エンジョイシンプルイングリッシュ」を和訳しています。

「The Restaurant with Many Orders ~Episode One~」(2020 年 6 月 12 日 放送分)

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Narrator: 英国軍兵士のよう着飾った二人の若い紳士が、深い森を歩いていた。二人の男はそれぞれ、北極熊のような大きな犬と、彼らの肩越しに輝く銃を、持っていた。

Man 1: この山は良くない。鳥も動物も見かけない。私は何かを狩りたい。バンバン!。

Man 2: 鹿の胃のあたりを撃ったら、さぞかし気持ちがいいだろうなあ…。それを二、三回撃つんだ!。

M 1: そうだね、それは良いだろうね。ところで、我々の案内役は何処だ?。

M 2: わからない。迷ったのかもしれない。

M 1: おい、我々の犬たちをみろ。奴らの口から何かが出ているぞ…。

M 2: ああ、だめだな!。犬は二匹ともいま死んだよ…。

M 1: この犬は 2,400 円したんだ。

M 2: 僕のは 2,800 円だ。

N: 二人の男は彼らの金銭的な損害について怒った。

M 1: 僕は家に帰ろうと思うよ。

M 2: いいね。寒くなってきたし、僕はお腹も減ってきたよ。

M 1: 我々は何も撃つことはしなかったが、しかし昨夜泊まった宿で山鳥を買うことができるよ。

M 2: 兎も売っていたよ。それらを買えば、我々がそれを狩ったのと同じことだよ。

N: 二人の男は戻り始めた。しかし、彼らはすぐに迷うことになった。強い風が吹き、草が揺らいだ。葉はざわめき、樹々は不気味な音を立てた。

M 1: 僕は胃が痛く成るくらいに、お腹が減ったよ。

M 2: 僕もだ。僕はこれ以上歩きたくない。

M 1: 僕もだ、歩きたくない。僕は何か食べたい!。

M 2: うん、何か食べたい!。

N: まさにその時、彼らは後ろを振り返り、綺麗な西洋風の家を見つけた。正面の扉には、”山猫軒 西洋料理店”と言う看板があった。

M 1: 僕らは幸運だ!。中に入ろうか。

M 2: 待て。不自然じゃないだろうか?。どうしてこんなに綺麗な料理店がこんなに静かな場所に在るんだ?。

M 1: うん、有名な店に違いないよ。ここで食べるために遥々人々は来るんだ。

M 2: それは正しいね。僕は何かを食べる必要がある。そうしないと、僕は倒れてしまう。

N: 入口は白いタイルで作られていた。金色の文字で、”ようこそ。中に入り、自由を堪能してください。”と書かれているガラス扉があった。二人の男はこれを読んでとても喜んだ。

M 1: 今日は良い日ではなかった、しかし最後には、良いことが起こった。この料理店は僕らに無料で食事を提供してくれるつもりだよ!。

M 2: そうだね。”中に入り、フリーを堪能してください。”と書いてある。無料だ!。

N: 二人の男は扉を開き、中に向かった。彼らは廊下に入った。扉の裏にはこう書かれていた。”私共は、若く肥えた方々を、特に歓迎致します。”と。

M 1: これを見ろ!。これは僕らのことについて言っている!。

M 2: そうだな!。僕らはともに若くて、とても肥えている!。

N: 男たちはとても喜んだ。彼らは廊下をさらに歩き降りた。その時、また文字の書かれた空色の扉を彼らは見た。それはこう言っていた。”私共は注文の多い料理店です。ご理解の程、痛み入ります。”と。

 

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