Coach Kondo: よし、君たち。ここからは上り坂になる。同じペースで走り続けることをしっかり守るんだ!。辛い練習が我々を箱根駅伝へと出場させるだろう!。おい、トシ。確実にランナーたちと同じ速度で自動車を運転してくれよ。それがチームマネージャーとしての君の仕事だぞ。
Toshi(manager): ごめんなさい。コンドウコーチ。うむむ、質問してもよろしいですか?。
Coach Kondo: ああもちろんだ。
Toshi: 箱根を走ったことはありますか?。
Coach Kondo: ああ…有る。
Toshi: わあ、私それは知りませんでした。
Coach Kondo: 君の目を道路に保っていろ、トシ。
Toshi: すみません、コーチ。もう少しお話してもらうことはできますか?。
Coach Kondo: それは20年前のことだ。私たち大学の陸上部は大して強くはなかった。しかし奇妙なことに私たちにはその年、本当に良いランナーたちに恵まれる幸運があった。私の居た大学にとって、それが箱根駅伝を走る初めての機会だった。皆はとても誇りを持った。
Toshi: コーチは何区を走ったのですか?。
Coach Kondo: 2区だ。
Toshi: 通常は、大学のスター選手が2区を走ります!。どうしてコーチは我々にそれを話さなかったのですか?。
Coach Kondo: それは、私は自分の区を走りきれなかったからだ。
Toshi: 何が起こったんです、コンドウコーチ?。
Coach Kondo: その年、冬は本当に冷たかった。そしてレースの前に雨が降ったんだ。
* * *
Teammate: コンドウ先輩、1区は接戦です。選手たちは一つの大きな集団で走っています。
Coach Kondo(younger): よし、俺に任せろ。俺はこの区でトップに必ずなる。
Teammate: 先輩ならできます。僕らは先輩を待っています!。
* * *
Coach Kondo(younger): 俺はここだ!。タスキを俺に渡せっ!。
First runner: これをお願いします!。
Coach Kondo(younger): よくやったな!。
First runner: 貴方に託します。また後に!。
* * *
Coach Kondo: その雨が私の走りを遅くすることは、無かった。私はトップ走者に 30 秒遅れていたが、私は速度を上げ一人を抜き、そしてまた一人を抜き。そうしてついにトップ走者の背中を拝した。私は思った。「これでいい。もし俺がこの速度を保つことができるなら、2区一位を勝ち取ることができるだろう。」その時、私の右の膝に何かを感じた。私は自分の膝を叩いて走り続けようとしたがしかし…。私は冷たいアスファルトの道路に倒れこんだ。私は起き上がって再び走り続けようとしたけれど、私は悪い怪我を負ってしまった。私のコーチが傍に寄り、私が立ち上がるのを助けた。私のチームはレースを敗退したんだ。
Toshi: それで、貴方は私たちに話さなかった…。ごめんなさい聞いてしまって。
Coach Kondo: 君が謝る必要はないよ。過去が私を、今の私にしているんだ。その過去が私に、私たちのチームを箱根駅伝に出場させることができるような良いコーチになりたいと思わせてくれる。さて、今に集中しようか。あれ?。みんなはどこへ行ったかな?。
Toshi: ごめんなさい、コーチ。私は貴方のお話に集中しすぎて、我々のチームを見失ってしまいました。
Coach Kondo: なんだい?。
Toshi: 選手たち、君らはどこに居ますか?選手たち?。